BMW M6

最高出力500馬力を発揮する、V型10気筒エンジン搭載!

 ビー・エム・ダブリューは、2003年に14年ぶりに復活した6シリーズのトップ・モデル、ニューBMW M6の予約注文の受付を、2005年9月22日より全国の正規ディーラーにて開始した。発売は、2005年12月頃を予定している。

 ニューBMW M6は、BMW 6シリーズをベースに、BMWの子会社の一つであるBMW M社で新型モデルとして開発された2ドアクーペ。

BMW M6

 BMW史上最もパワフルなニューBMW M6は、インターナショナル・エンジン・オブザイヤー2005を獲得したV型10気筒エンジンを搭載している。量産モデルの中では最高の高回転型パワーユニットで、最高出力は507馬力(373kw)/7,759rpm、最大トルクは520Nm(53.0kg)/6,100rpmを発揮。レッドゾーンを8,250rpm以上とするこのV型10気筒エンジンは、レーシングカーの領域に足を踏み入れたと言える。
 また、市街地を走行する場合など、最高出力を常に必要とするわけではないということから、エンジン始動時には最高出力を400psに設定した快適性重視のP400パフォーマンス・プログラムが自動的に作動する。P500プログラムを作動させるには、この状態でSMGセレクター・レバーの横についている「パワー」ボタンを押すと、507馬力を発生するV型10気筒エンジンのフルパワーを思いのまま操ることができる。

BMW M6

 ニューBMW M6には、新世代の7速SMG Drivelogic トランスミッションが採用されている。この7速SMG Drivelogic トランスミッションは油圧装置と各種センサーを統合したコントロール・ユニットで構成され、ごく短時間での変速動作と、高知能化された変速モードによる安全で効率的なドライビングを実現する。クラッチペダルが無いため、シフト操作時でもアクセル・ペダルから足を放すことなく、センター・コンソールのシフト・レバーかステアリング・ホイール上のパドル・スイッチのどちらでも変速操作が行なえる。
 また、従来のSMGトランスミッションと比較してシフト時間を20%短縮し、今までに無いクイックなシフトチェンジを可能にしている。その結果、熟練ドライバーでも不可能な程、ギアチェンジのタイムロスを最小とし、非常にスムーズなパフォーマンスを楽しむことができる。
 さらに、7速SMG Drivelogic トランスミッションには、Drivelogic(ドライブロジック)機能が採用されていて、ドライバーは11通りのギアシフトのプログラムを選択できるため、シフト・タイミングを自分のドライビング・スタイルに合わせることができる。

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