三菱自動車が約1年半振りに投入する新型車。といってもコルトプラスという名前が示すように、完全な新型車ではなく、コルトをベースにしたバリエーション追加といった感じのモデル。それでも新型車を投入できなかった三菱にとっては待望のモデルであり、これによっても少しでも来場者を増やしてディーラーを元気づけたいという意向だ。
コルトプラスは5ドアハッチバックのコルトの後部を300mm延長し、リヤに大きなラゲッジスペースを作ったモデル。コルトをベースにしたステーションワゴンといった感じのモデルである。このクラスのクルマはステーションワゴンが少ないので、特徴的な存在になるのは間違いない。
月間の販売目標台数はコルトシリーズとして4000台で、コルトとコルトプラスがそれぞれ2000台ずつという設定。クルマの実力的にはもう少し売れるだけのものがあると思うが、今の三菱の状況を考えると、この程度でも相当に頑張らないと実現できないだろう。だとしても、いいクルマを作り続けていくこと以外に三菱がユーザーの信頼を勝ち取る方法はない。