スマートといえば個性的なタウン・コミューターとして知られるクルマ。これまではフォーツーに代表されるように2人乗りのクルマを作ってきたが、今回新しく4人(乗車定員は5人)が乗れるクルマを作った。基本プラットホームは三菱のコルトと共通だが、共通するのはプラットホームだけで、ボディも搭載エンジンも、トランスミッションもスマートオリジナルのものが採用される。個性が際立つ内外装のデザイン、タウンユースに適した高い機能性と使い勝手、メルセデス・ベンツの安全性の継承などが特徴だ。
スマートでは頑丈なボディ骨格による安全性の高さが大きな特徴だが、それを象徴するスチール製のトリディオンセルはデザイン上の大きなポイントになっている。ポリカーボネイト製のボディパネルと合わせた外観デザインは、スマートならではのものといっていい。セルの部分の色が3色用意されるほか、ボディパネルも豊富で、ユーザーはどのグレードを選んでも20通りほどの組み合わせの中かから、好きな色を選べる。