なんと200?/hフルスケールのメーターを装備。スタイルとはウラハラにやる気満々。

もっとも個性的ともいえるセンターコンソールのレイアウト。大きさの違う円を見事なほど調和させている。

高さ調節付きのフロンとシート。意外と柔らかな座り心地だ。

大人2人が座っても、十分な空間を確保したリヤシート。もう少し、シートバック上部方向に余裕があれば◎。

リヤシートは、プラスのみが5:5の分割可倒式となる。

さすがにコンパクトなボディサイズなので、スペースはそれほど広くない。それでも、買い物袋程度なら十分に収納できるスペースをもつ。

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これってパンダ顔? 独創的なコンソールデザイン!

 背の高いパッケージングに合わせてやや高めのシート高を設定するため、新型パンダはとても乗り降りのしやすいクルマになった。乗車定員は4名とされているが、無理して狭い後席を3人掛けとするより、割り切って2人だけが座る4人乗りのほうが良いだろう。運転席に座ると、コンパクトカーらしいシンプルな雰囲気が感じられるが、インストセンター部分の丸型のスイッチ類は動物のパンダの顔を連想させるなど、ほかの車種とは似ていない特徴的なデザインとされている。
 日本仕様車の装備類はヨーロッパでのコンパクトカーとは思えないくらいに充実したものとなる。エアコン、オーディオ、集中ドアロック、キーレスエントリー、パワーステアリング、パワーウインドー(前席)などの快適装備が全車に標準で用意される。安全装備もデュアルエアバッグ、前席サイドエアバッグ、プリテンショナー付き3点式シートベルト、ABS+EBDなどが全車に標準。この点でも充実した仕様が用意されている。パンダ・プラスでは前述のルーフレールやスカイドームのほか、後席の分割可倒式シートとISO-FIXのチャイルドシート固定装置が装備される。

代表グレード
パンダ-plus
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
3535×1590×1570
車両重量[kg]
960
総排気量[cc]
1240
最高出力[ps(kw)/rpm]
60(44)/5,000
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
10.4(102)/2,500
ミッション
ATモード付シーケンシャルトランスミッション
定員[人]
4
税込価格[万円]
169.995
発売日
2004年7月31日
レポート
松下 宏
写真
菊池一仁
取材協力
フィアットオートジャパン
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