新車を安く買う方法!その1購入で損しない5つのポイント
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この記事を執筆・監修した人
- 現在の役職・肩書
(株)コリズム CORISM代表取締役/編集長
「日本カー・オブ・ザ・イヤー」実行委員
- 略歴
自動車専門誌の編集長を経験後、ウェブの世界へ。新車&中古車購入テクニックから、試乗レポートが得意技。さらに、ドレスアップ関連まで幅広くこなす。
POINT 1決算月の3月もしくは9月に購入する
値引きを引き出しやすいのは決算月! 決算期が近づいた2~3月、9月の時期が新車購入の狙い目だ。値引き幅が大きい時期だからだ。
日本の自動車メーカーやディーラーの場合、3月が決算、9月が半期決算というケースが多い。この時期は、ディーラーも「何としても目標販売台数を達成して、メーカーから報奨金を貰いたい」と思っている。販売台数を伸ばすため、3月、9月は値引き額が大きくなるのだ。ただし3月、9月のうちに新車登録まで済ませないとその月の売り上げ成績にならないため、月内の新車登録が見込めない場合、値引きはあまり期待できなくなる。少なくとも決算期の前月にはディーラーに顔を出し、さりげなく納車時期を聞いておこう!
POINT 2ライバル車の見積りを使って値引き交渉
どのクルマにも少なからず他メーカーで販売されているライバル車が存在する。例えば、トヨタ ヴォクシーと日産 セレナはよく比較されるライバル車として有名だ。
他社で販売されているライバル車を引き合いに出すのは、効果的に値引きを引き出す常套手段である。 どの車がライバルなのかを調べ、事前に見積もりをもらっておいて、営業を受けながらそれとなくライバル車との比較を口に出すと効果的だ。
ライバル車の値引き額をベースに、そこから更に値引き額を競い合わせられれば大幅値引きも期待できる。
【注意点】本命車種を営業マンに見破られないように
商談中は、競合させているどちらの営業マンにも本命車種を悟られないように気をつけよう!本命車種が何であるかを営業マンに悟られた瞬間から、値引きされなくなる可能性があるからだ。
営業マンの前ではあくまでクールに振る舞い、なおかつどちらの車にしようか迷っているという態度を貫き通すべし!
POINT 3ディーラー以外の店の購入も検討
新車を購入できるお店は、ディーラーだけではない。特定のメーカーと特約店契約を結んでいない、自動車販売店でも新車は購入できる。こういったお店を「サブディーラー」と呼ぶ。
サブディーラーの場合、お店によりサービス品質にバラツキがある、購入できるモデルに限りがあるなどのデメリットがある。一方で、ディーラーよりも新車が安く買えるときもある。「安く買いたい」と思うならチェックしてみる価値はあるだろう。
POINT 4値引きされやすい車を購入する
具体的には「モデルチェンジ直前の車」「モデルチェンジ後に残ってしまった旧型の在庫車」「あまり人気がない車」「お店の販売目標達成が難しくなっている時」などは、値引きしてもらいやすい。
車の値引き率は、車種によって大きく異なる。安く買いたいのなら、値引きしてもらいやすい車を狙うのも効果的だろう。
車種ごとにモデルチェンジの時期は違うので、ここでもライバル車の見積もりをもらって比較するのが重要になる。
更に差がつく! 未使用車も検討してみよう!
新車登録を済ませているので中古車という扱いにはなるものの、実際に使用されたことはない「登録済み未使用車」という選択肢もある。新車同様、最低限の移動などはしているが、走行距離はほぼゼロ。年式もきわめて新しいというのが魅力だ。
「状態が良い車を少しでも安く買いたい!」ならば、候補に入れてみるのも良いだろう!
新車登録を済ませているので中古車という扱いにはなるものの、実際に使用されたことはない「登録済み未使用車」という選択肢もある。新車同様、最低限の移動などはしているが、走行距離はほぼゼロ。年式もきわめて新しいというのが魅力だ。
「状態が良い車を少しでも安く買いたい!」ならば、候補に入れてみるのも良いだろう!
POINT 5今乗っている車の買取相場を確認しておく
今の車を手放すのであれば、それを高く引き取ってもらうのも重要だ。高く引き取ってもらうことができれば、車の買い替えにかかるトータル費用が安くなる。
新車を買う時に今の車をディーラーで下取りをしてもらうという人が多いが、その下取り価格が妥当かどうか分かる人は多くない。そこで勧めたいのが、買取相場を予めチェックしておくことだ。事前に査定を受けておけば、実際の買取価格も分かるため安心できる。
ディーラーの下取り金額よりも買取相場や査定金額のほうが高い場合は、それをもとにディーラーと価格交渉をする手もある。また「買取専門店で高く引き取ってもらった方が得」と判断し、そちらに売ってもいいだろう。