トータルコストで検証新車と中古車どっちがお得?
目次
本体価格と維持費(リセールバリュー・エコカー減税)
「車を選ぶにあたって、まず気になるのが値段です。やっぱり中古車の方が安いですか?」
「価格の安さはまさに中古車の強みです!
たとえば予算が200万円ほどだと、コンパクトミニバンのガソリン車が候補です。一方、中古車では3年落ちくらいで高年式、それもひとクラス上の日産セレナなどをターゲットにできます。
同じ予算でも条件次第で選べる幅が大きく広がることが中古車の魅力でしょう。」
「なるほど!本体価格以外の初期費用で、中古車だけにかかるものはありますか?」
「中古車の場合は車検切れの車もあるので、その場合は車検代がかかります。それでも中古車の方が安い場合が多くお手頃です。
ただし、『リセールバリュー』は中古車だとどうしても下がってしまいます。」
「リセールバリューって何ですか?」
「いわゆる下取り価格のことです。3~5年間程度の短い期間で乗り換えるなら、新車のリセールバリューはとても魅力的です。たとえば300万円で買った車が超人気車だとすると、5年後のリセールバリューは50%程度。約150万円で下取りや売却ができます。逆に中古市場で不人気だとリセールバリューが20%以下になってしまうことも考えられますけどね。」
※リセールバリューの数字での買取や、実績を保証するものでございませんので、ご注意ください。
「維持費に関してはどうでしょうか?購入価格も気になりますが、維持費も長く払い続けるものなので気になります」
「中古車でぐうの音も出ないのはエコカー減税でしょうか。
最近はどのメーカーも環境性能の向上に力を入れていて、エコカー減税の対象車は多くあります。中古車でも条件が合えば対象になりますが、一部の新しい車に限られるケースが多く、新車と比べると少ないです。」
「だとすると、結局どっちが得なんでしょう?」
「良い質問ですね。車の購入は、リセールバリューも含めトータルコストで考えることが大切ですから。
以下の表で新車と中古車を比較しましょう。」
「トータルコストで考えても、中古車の方が安いですね!やっぱり本体価格の差は大きいと改めて感じました。」
「そうですね。最初にお話しした通り、この安さが中古車最大の魅力です。」
ワンポイント 価格は中古車の勝ち
ガリバー編集部からのワンポイント
中古車なら同じ予算内でグレードを上げることも、同じグレードで購入価格を抑えることも可能です。車検ごとに車を乗り換える人もおり、中古車市場には販売から3年以内の新しいモデルの車も数多く存在します。そのため同じグレードの車を買うのに予算を抑えたいなら中古車がおすすめです。
とくにガリバーは全国に店舗があり、年式の新しい車も多く取り揃えています。購入予算と欲しい車の状態を指定していただければ、専門家が在庫から条件に合う車や掘り出し物を探します。予算を抑えたい人はぜひ一度お問い合わせ下さい。
ガリバー編集部からのワンポイント
中古車なら同じ予算内でグレードを上げることも、同じグレードで購入価格を抑えることも可能です。車検ごとに車を乗り換える人もおり、中古車市場には販売から3年以内の新しいモデルの車も数多く存在します。そのため同じグレードの車を買うのに予算を抑えたいなら中古車がおすすめです。
とくにガリバーは全国に店舗があり、年式の新しい車も多く取り揃えています。購入予算と欲しい車の状態を指定していただければ、専門家が在庫から条件に合う車や掘り出し物を探します。予算を抑えたい人はぜひ一度お問い合わせ下さい。
値引き
「車は高い買い物なので値引きしてもらえたら嬉しいですが…クルマって値引き交渉ができるのですか?」
「新車も中古車も、値引き交渉はできます。
ただし値引き額は交渉次第で、たとえば同じクルマを買う人でも10万円引きの人もいれば、30万円引きの人も存在します。」
「どういうお客様だと値引をする、という傾向はありますか?」
「商談のときにライバル車と比較したり、商談時間や検討期間を伸ばしたりする人などが値引きされやすいですね。逆に、目当ての車に惚れ込んで即決するという、販売店にとって一番嬉しいはずの顧客ほど値引き額が少ないのです。」
「それなら、新車を買う前には値引き交渉術を磨かないと!」
「ただし、大幅な値引きをしてもらえる場合も注意が必要です。値引きをしなければ売れないということは、不人気車の可能性があります。その場合は当然リセールバリューも下がり、下取りのときに安い金額でしか売れないこともありますよ。」
「その車種の売れ行きも考えなければいけないんですね。中古車はどうですか?」
「中古車は数社から見積もりを取ると、値引き交渉の材料として使いやすいです。また車の条件を細かく決めず、ゆるく設定することで業者からより安い車を紹介してもらえる可能性がありますね。」
「どちらの方が得というのはありませんか?」
「大きな違いはありません。値引き以上に大切なのは、他の候補との違いをよく見極めることでしょう。」
「それでは、値引きについては引き分けですね!」
ワンポイント 値引きは引き分け
ガリバー編集部からのワンポイント
中古車は新車のように「状態が同じなのに人によって値引き額が大きく変わる」ことがないと思われます。中古車の値引き交渉では複数の見積もりを取るだけでなく、乗りたい車のイメージや条件からメーカー横断で車の候補をいくつか用意するようにしましょう。
ガリバー編集部からのワンポイント
中古車は新車のように「状態が同じなのに人によって値引き額が大きく変わる」ことがないと思われます。中古車の値引き交渉では複数の見積もりを取るだけでなく、乗りたい車のイメージや条件からメーカー横断で車の候補をいくつか用意するようにしましょう。
保証&修理代
「中古車を買う場合、やっぱり故障しやすくないかどうか心配です。安く買っても修理代が高くついたら結局は損じゃないかなと…」
「新車だから絶対に壊れないということではないんですよ。それでも最近の国産車なら走行距離が10万kmくらいまでは大きな故障なく乗れるケースが多いです。
中古車も走行距離が10万kmの大台に乗るまでは大きな故障もなく乗れる可能性が高くなっていますね。とはいえ、中古車は過去のメンテナンスや前のオーナーの乗り方次第で、早めに故障するリスクもあります。車の状況や前のオーナーについては、販売店にしっかりとヒアリングすると良いですよ。」
「保証についてはどうですか?」
「実は、新車と中古車で差がつくのは故障のしやすさよりも保証です。
一般的に新車の保証期間は3年間または6万km、さらにエンジンやミッションなどの主要部品は5年10万km保証などがあります。なので新車の場合は、購入後3年間は法定点検以外ほとんど修理代を支払うことがありません。
中古車でも新車登録から3年以内の車なら、ディーラーの新車保証が継続されるケースが多いです。ただし1年落ちの車なら新車保証が受けられるのは2年になりますし、3年落ちの車は新車保証を受けられません。」
「なるほど。3年間ほとんど無料というのは大きいですね。」
「新車も保証期間から外れれば修理代などがかかりますが、そこは中古車も同じですからね。」
「ここは新車の勝ちで良いですか?」
「そうですね、それで良いと思います。
ちなみに中古車で3年以上経過している車の場合は、販売店独自に保証をつけてくれるお店が結構あります。こういった保証は必ず付けてもらいましょう。ただし保証内容は販売店により千差万別で、手厚い保証ならその分価格が高くなるケースも多いです。まずはお店ごとの保証内容をよく確認してください。」
ワンポイント 保障&修理代は新車の勝ち
ガリバー編集部からのワンポイント
走行距離が少ない3年落ち以内の中古車を探せば、新車に近い保証を受けながら長く乗れる可能性が高いです。ただし色などのカスタマイズができるわけではないので、外観や内装にこだわりがある場合は、保証面はやはり新車の方が良いでしょう。
ガリバーでは国産車最長10年間(有償)※1の保証をしています。新車の無料保証と違って有償ですが、期限内の修理回数に制限はなく、エンジンやエアコンなど修理に高額な料金がかかる故障にも対応しています※2。
※1長期保証を付帯できる車両には条件があります。保証の付帯、期間、範囲、内容、適用には一定の条件がございます。
※2期間内の修理回数に制限はありませんが、10年保証の場合は車両本体価格までと累積上限金額が設定されています。また納車日から1年経過した後は、1回の保証適用の際に免責金が毎回10,000円(税込)かかります。詳しくは店舗スタッフまでお問い合わせください。
ガリバー編集部からのワンポイント
走行距離が少ない3年落ち以内の中古車を探せば、新車に近い保証を受けながら長く乗れる可能性が高いです。ただし色などのカスタマイズができるわけではないので、外観や内装にこだわりがある場合は、保証面はやはり新車の方が良いでしょう。
ガリバーでは国産車最長10年間(有償)※1の保証をしています。新車の無料保証と違って有償ですが、期限内の修理回数に制限はなく、エンジンやエアコンなど修理に高額な料金がかかる故障にも対応しています※2。
※1長期保証を付帯できる車両には条件があります。保証の付帯、期間、範囲、内容、適用には一定の条件がございます。
※2期間内の修理回数に制限はありませんが、10年保証の場合は車両本体価格までと累積上限金額が設定されています。また納車日から1年経過した後は、1回の保証適用の際に免責金が毎回10,000円(税込)かかります。詳しくは店舗スタッフまでお問い合わせください。
車両の状態
「中古車は車の傷み具合やキレイさも気になります。」
「比較的新しい年式や走行距離を選んで購入すれば、さほど気になりませんよ。中古車販売店では買い取った車を整備士がチェックし、確認できるような大きなキズや凹みを修理してから販売します。また最近は徹底して室内の清掃や消毒をしている販売店も多いです。ただ、車のデザインの違いによる古さや使用感を感じる場合もあるかもしれませんね。」
「大きなキズは修理してもらえるということでしたが、細かいキズはどうですか?」
「細かいキズはどの車にもあります。新車でも洗車でキズが付くといったことがありますから。それでも自分が付けたキズでないと気になることもあるでしょうし、中古車の場合は自分の目でよく確かめるとともに、気になる点があれば確認を取りましょう。」
「やっぱり車両の状態に関しては、新車の方が良さそうですね。」
「そうですね。ただし中古車販売店でも『登録済み未使用車※』を探すという選択肢があります。これはディーラーなどが販売実績を増やすために自社で登録し、使わずに保管しているような車です。一度登録はされているものの、新車とほとんど変わらない状態で新車より安く買うことができますよ。」
※初度登録された車両で、かつ使用または運用に供されていない中古車
ワンポイント 車両の状態は新車の勝ち
ガリバー編集部からのワンポイント
中古車なら同じ予算内でグレードを上げることも、同じグレードで購入価格を抑えることも可能です。車検ごとに車を乗り換える人もおり、中古車市場には販売から3年以内の新しいモデルの車も数多く存在します。そのため同じグレードの車を買うのに予算を抑えたいなら中古車がおすすめです。
とくにガリバーは全国に店舗があり、年式の新しい車も多く取り揃えています。購入予算と欲しい車の状態を指定していただければ、専門家が在庫から条件に合う車や掘り出し物を探します。予算を抑えたい人はぜひ一度お問い合わせ下さい。
ガリバー編集部からのワンポイント
中古車なら同じ予算内でグレードを上げることも、同じグレードで購入価格を抑えることも可能です。車検ごとに車を乗り換える人もおり、中古車市場には販売から3年以内の新しいモデルの車も数多く存在します。そのため同じグレードの車を買うのに予算を抑えたいなら中古車がおすすめです。
とくにガリバーは全国に店舗があり、年式の新しい車も多く取り揃えています。購入予算と欲しい車の状態を指定していただければ、専門家が在庫から条件に合う車や掘り出し物を探します。予算を抑えたい人はぜひ一度お問い合わせ下さい。
選択肢の広さ
「車の種類はどちらが多いのでしょう?たとえば家電を買いに行く時などは品揃えが豊富そうな大型量販店に脚が向いてしまいます。」
「中古車の方が選択肢は豊富です。
新車選びの場合は、一般的に本命とそのライバル車から選びます。そうすると多くて4~5台の中から選ぶことになり、意外と選べる種類は少ないです。」
「4~5台の中から選ぶとなると、確かに選択肢は狭いですね…でもスマホだと、たとえば古い機種を新品で無料購入できる場合がありますよね?同じ車種でも古いモデルを選ぶことはできないんですか?」
「新車で過去のものを手に入れるのは非常に困難ですよ。できるだけ在庫を出さないよう、最近の車はほとんど受注生産されています。たとえば街で見かけた車を気に入ったからといって、新車で必ず買えるとは限りません。マイナーチェンジやフルモデルチェンジをした場合、旧モデルを新車で手に入れることはほぼ不可能です。
その点で中古車は圧倒的な選択肢があると言えます。」
「中古車なら旧モデルも探せるということですか?」
「その通りです。中古車なら自分が気に入った旧モデルだけでなく、同じ予算で”乗ってみたい車”のいろいろなタイプを探すことができます。時には想像もしないくらいお買い得な1台が見つかることもあり、そういった掘り出し物を探す感覚も楽しいです!」
「お財布事情を考えつつ、幅広い選択肢から選べるのが中古車の良さなんですね。今回は中古車の勝ち!」
「そうですね。ただ、ある程度車に詳しくないと選ぶのも大変です。詳しくない場合は販売店のスタッフとしっかり話し合って、探してもらうと良いでしょう。」
ワンポイント 選択肢の豊富さは中古車の勝ち
ガリバー編集部からのワンポイント
選択肢の豊富さ以外でも、納車までのスピードも中古車の方が優れています。新車はディーラーで注文を受けてから組み立てるので、一般的には1ヶ月以上、人気車種の場合は契約から納車まで半年ほどかかるケースもあります。一方、中古車はすでに出来上がっているものなので契約から1~2週間で納車できます。
お近くの店舗に欲しいモデルがない場合でも、ガリバーなら全国の店舗から取り寄せ可能なケースもあります。
ガリバー編集部からのワンポイント
選択肢の豊富さ以外でも、納車までのスピードも中古車の方が優れています。新車はディーラーで注文を受けてから組み立てるので、一般的には1ヶ月以上、人気車種の場合は契約から納車まで半年ほどかかるケースもあります。一方、中古車はすでに出来上がっているものなので契約から1~2週間で納車できます。
お近くの店舗に欲しいモデルがない場合でも、ガリバーなら全国の店舗から取り寄せ可能なケースもあります。
初心者の乗りやすさ
「どちらにもメリット・デメリットがあるのは分かりました。初心者の場合は新車か中古車、どちらを買うのがお得ですか?」
「それは選択する車によって異なります。ただ、私は中古車をおすすめします。
新車の場合、予算の中で選ぶことができる車種はわずかですが、中古車なら同じ予算で1クラス以上良い車が買えたりします。
また初心者の場合『キズを付けたらどうしよう』と思うと運転が怖くなりますよね。そういう時は、ちょっと古くて安い中古車の方が気楽に運転できるでしょう。」
「そう聞くと中古車が良い気がしてきますね…でもメリットとデメリットを知ってから決めたいので、新車の良いところも教えてください。」
「そうですね。装備も全て自分でこだわりの仕様にしたいのであれば、新車購入の方が向いています。中古車の場合、装備は前のオーナーが選んでしまっていて、後付けできない場合も多いですから。」
「なるほど。確かに色や装備を自由に組み合わせられるのは新車ですね。」
「どちらを選ぶにせよ、購入時にはしっかりと情報収集し、納得の一台を選んでいただきたいです。」
総論&比較一覧表
新車
新品で、装備や色などを好きなように選ぶことができる。また短いスパンで乗り換え続ける経済的体力がある場合は購入後の修理代など、規定外の出費を抑えやすい。環境性能の良い車を購入し、エコカー減税など税金の節約もできる。ただし決まった予算の中では選択肢が少なく、不人気車を買ってしまうと短期での売却時にリセールバリューが極端に安くなってしまう。
中古車
同じくらいの予算で新車よりハイクラスの車に乗ったり、多くの選択肢の中から選ぶことができる。時に掘り出し物がある点も面白い。また納車までの期間も短い。ただし車両の使用感が気になったり、自分の好みに合わせたカスタマイズができない。保証の面などは販売店による差が大きいので、安心できるお店を選ぶことが重要。
ガリバー編集部のまとめ
新車を買うにしても中古車を買うにしても、それぞれ市場にどんな車があって、いくらくらいで買えるのか確認しておくのをおすすめします。新車なら細かいオプションやボディの色まで指定できますし、保証やリセールバリューを考えると新車の方が優れていますが、希望する条件で程度の良い中古車が市場にあれば、より早くより費用を抑えて購入できます。
とくにディーラーに行く前に、中古なら欲しい車種がいくらで買えるのか確認しておいて損はありません。中古市場の相場を確認しておき、ディーラーに行って欲しいグレードやオプションで見積をもらって、納得いかなければ中古相場の話をディーラーに出して値段交渉をすることもできますし、交渉がうまく行かなければ中古の購入を検討すれば良いでしょう。
ガリバーでは車種やボディタイプ、走行距離、年式、オプションを指定して在庫を探すサービスがありますので、希望条件にマッチする車や条件に近くて程度の良い車など、豊富な在庫からお客様にピッタリな車を複数紹介できますので、ぜひ一度お問い合わせ下さい。
CORISM編集長。自動車専門誌の編集長を経験後、ウェブの世界へ。新車&中古車購入テクニックから、試乗レポートが得意技。さらに、ドレスアップ関連まで幅広くこなす。最近では、ゴルフにハマルがスコアより道具。中古ゴルフショップ巡りが趣味。日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員。
ようやく重い腰を上げ、脱ペーパードライバーにチャレンジ!
そのあかつきにはマイカーを手に入れたい。今日も元気に検討中!