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誤発進抑制機能 / 加速抑制機能の仕組みとは?踏み間違いやシフトレバーの操作ミスを防ぐ対策も解説
目次
誤発進抑制機能 / 加速抑制機能とは?
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誤発進抑制機能 / 加速抑制機能とは、ドライバーが誤ってアクセルペダルを強く踏み込んだ際の急発進・急後退や急加速を防ぐためのシステムです。「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」などとも呼ばれ、主に駐車時や低速走行時にシステムが作動します。
車載センサーが前方・後方の障害物を検知すると、システムが音などでドライバーに警告。さらにアクセルペダルが踏み込まれ、衝突の恐れが生じると、システムがエンジン出力を抑制します。
さらに最近では、障害物の有無に関係なく、危険な急発進・急加速・急後退の検知でエンジン出力を抑制するシステムも増えています。
早ければ2025年6月に義務化
2024年6月25日、国連の「自動車基準調和世界フォーラム(WP29)」の作業部会で、誤発進抑制機能 / 加速抑制機能の国際的な性能基準が決定されました。同基準は来年6月に発効される予定で、日本もこれに合わせて法改正を行い、ATの新車を対象に機能の搭載を義務化する方針です。
一方で、なかなか新車に乗り換えない可能性もあるので、専門家からは、踏み間違い事故を起こしやすい高齢ドライバーの後付け装置に対する補助金の導入などを求める声も出ています。
抑制機能が活躍するケース
誤発進抑制機能 / 加速抑制機能は、たとえば以下のような状況で作動します。
- 前向き駐車をする際、前方の壁や他の車両に近づいている状況で誤ってアクセルペダルを強く踏み込んだ
- バック駐車をする際、後方に壁や車両がある状況で誤ってアクセルペダルを強く踏み込んだ
- 駐車スペースから後退して出る際、シフトを「D」に入れて前進し、焦った勢いでアクセルペダルを強く踏み込んだ
- 信号待ちや渋滞中で前方車両がいる中、誤ってアクセルペダルを強く踏んだ
また、車載のシステムによっては駐車スペースから出る際の急後退や狭い道を低速走行している際の急加速でも抑制機能が作動します。
加速が必要と判断され機能があえて作動しないケース
以下のような状況では加速が必要と判断され、機能が作動しないようになっています。
- 駐車場から道路に出る際や信号での右左折など、ウィンカーを出しながらの発進・加速
- 車線変更や追い越しなど、ウィンカーを出しながらの加速
- 急な上り坂での発進・加速
- ブレーキペダルを離してから約2秒以内でのアクセルへの踏み替え加速
抑制機能についての注意点
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誤発進抑制機能 / 加速抑制機能は、ペダルの踏み間違いや急発進・急加速・急後退による事故を防ぐ上で非常に便利な機能です。
しかし、その機能性に対する認識の誤りから思わぬ事故になってしまうケースもあります。以下でご紹介する3点に充分に注意しましょう。
1) 自動で停止する機能ではない
誤発進抑制機能 / 加速抑制機能は加速を抑制するのみで、自動停止する機能ではありません。抑制機能が作動した後も、時速5〜10km程度で緩やかに動き続けます。事故の回避には、最終的にはドライバー自身のブレーキ操作が必要です。
なお、衝突の恐れがある場合は衝突被害軽減ブレーキが作動することもあります。しかし、こちらも衝突回避や被害軽減を「支援」する機能であり、必ずしも衝突前に停止できるとは限りません。
2) センサーが障害物を正確に検知できない場合がある
以下のような条件では、センサーが障害物を正確に検知できない可能性があります。
- 障害物が地面に対して垂直でない、または車両に対して直角でない場合
- 金網やフェンス、標識の支柱など障害物が細い場合
- 人・布・石垣など障害物が超音波を反射しにくい場合
- 生垣・雪など障害物が超音波を吸収しやすい場合
- センサーに泥や雪、氷などが付着している、または強い風や雨、雪など悪天候の場合
- 自転車や歩行者が車両と障害物の間を横切った場合
- 低速で壁に近づいたり、離れたりしている場合
また、この他にも障害物の形状やセンサー近辺の状態によって、障害物を上手く検知できないケースがあります。機能を過信しないよう注意しましょう。
3) 必要ないときに作動してしまう場合がある
適切な状況で発進や加速を行っていても、他車などを障害物として検知し、誤発進抑制機能 / 加速抑制機能が誤作動するケースもゼロではありません。
システムが他車などを検知して警告音が鳴った場合は、検知しなくなるまで待ちましょう。また、充分な車間距離を保って運転することも誤作動の防止に繋がります。
抑制機能が作動した場合の解除方法
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誤発進抑制機能 / 加速抑制機能が作動し、障害物に衝突する恐れがある時はすぐにアクセルから足を離し、ブレーキを踏んでください。ブレーキを踏むと、抑制機能が解除されます。
誤作動で抑制機能が働いた際は、そのままアクセルを踏み続けると数秒後に車両がゆっくりと加速し始め、やがて抑制機能が解除されます。あるいは、前述の通り障害物を検知しなくなるのを待ってから、ゆっくり発進してください。
踏み間違いやシフトレバーの操作ミスを防ぐ対策
ペダルの踏み間違いやシフトレバーの操作ミスは、時に死亡事故にもつながる重大な事態です。ここでは、踏み間違いや操作ミスを防ぐためにできる対策を3つご紹介します。
1) 意識と習慣の改善
正しい姿勢で運転をすれば、ペダルの踏み間違いは起こりにくいです。また、その姿勢が習慣化できていれば、いざ足元の位置がズレた時にすぐ違和感を覚えるようになります。
姿勢以外でも、「発進前にシフトレバーの位置を確認する」「周囲の安全確認を行う」といった行動ができれば、誤操作を防止できる可能性が高まります。常に落ち着いて運転する意識を持ち、正しい運転習慣を身につけましょう。
2) 抑制機能付きの車を購入する
ここまでご紹介してきたように、誤発進抑制機能 / 加速抑制機能はペダルの踏み間違いや操作ミスによる急発進を防ぐべく、ドライバーをサポートしてくれます。その機能性は完全ではないものの、抑制機能付きの車両を購入すれば事故のリスクを低減できます。
3) 抑制機能を後付けする
現在では、社外品だけでなく各自動車メーカーからも後付けのペダル踏み間違い時加速抑制装置(誤発進抑制機能 / 加速抑制機能)が販売されています。「まだ車を買い替える予定はないけど、踏み間違いやシフトレバーの操作ミスが心配」という人は、こうした後付けの製品を検討しましょう。
各メーカーにおける装置の名称は以下の通りです。
なお、以前は抑制機能を搭載した車両の購入や同機能の後付けの際に補助金を受け取れる「サポカー補助金」制度がありました。しかし、この制度は2021年11月に終了しています。
ガリバーでも誤発進抑制機能 / 加速抑制機能を搭載した車を取り揃えています
ペダルの踏み間違いやシフトレバーの操作ミスは高齢者や若年層に多い傾向ですが、どの年代でも起こり得ます。事故リスク低減のためにも、車を購入する際は抑制機能の付いた車両を検討しましょう。
最近の車は抑制機能を含め多くの安全装備が搭載されており、特に新車の価格は高額になりがちです。予算オーバーの場合は、中古車の購入をお勧めします。
ガリバーでは、抑制機能を搭載した中古車も豊富に取り揃えています。また、その他の安全装備が充実した車両も多く、メーカー横断で車選びのアドバイスをできるのが強みです。
車選びに迷う場合は、何でもお気軽にご相談ください。
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※部分保証、国産車は納車後3ヶ月、輸入車は納車後1ヶ月の保証期間となります。GT-Garage、LIBERALA麻布など、一部店舗では修復歴車/保証の対象外/返品対象外の中古車も販売しています。