



カーリースに向いている人・向いていない人とは?失敗して後悔しないための判断基準をご紹介
目次
カーリースの特徴と仕組みについて

カーリースとは、車両価格の一部や諸費用を払って車を借りるサービスです。月単位、年単位と車を長期的に借りることができます。
リース料は車両価格から残価(契約満了時の予想下取り価格)を差し引いた金額と、税金や整備費用などの諸経費から成ります。一般に毎月定額で支払い、契約満了時は「買取」「他の車に乗り換え」「再リース(契約延長)」「返却」のいずれかを選択します。
カーリースはリース料の月割りで初期費用を抑えることができ、維持費も計算しやすいです。また乗り換え時の手続きが簡単というメリットもあります。
一方で長期的に見ると購入よりコスト高になりやすく、走行距離やカスタマイズなどの制限も多いです。また多くの場合、中途解約もできません。
カーリースの利用が「向いている人」

カーリースでは、予め契約期間と毎月支払う利用料を決めて、車を借ります。
そのためまとまったお金がない人や毎月の維持費をできるだけ均一にしたい人、乗り換えも含めて車を短期間利用したい人におすすめです。また、車の出費を経費にしたい法人や個人事業者にも向いています。
1) まとまったお金が用意できない人
車の購入には、車両価格と初期費用(税金などの法定費用と各種手続きの代行費用など)がかかります。初期費用の目安は新車で車両価格の10〜20%程度です。例えば車両価格200万円の新車を買う場合、購入時の支払総額は220~240万円程度と考えられます。
カーリースは車両価格も初期費用も毎月の利用料に分散されているため、契約時に多額のお金を支払う必要がありません。そのため車の購入時にまとまったお金を用意できない場合は、カーリースを検討しても良いでしょう。
2) 車に関する月々の出費を抑えて安定させたい人
カーリースでは、税金のほか車の整備費用も毎月の利用料に含まれているプランもあります。そのためガソリン代や駐車場代を除けば、基本的に毎月の維持費を固定化できます。
「家計の収支計算が苦手」「4~5月は税金の支払いが重なって苦しい」といった場合は、カーリースで月々の出費をできるだけ均一化させるのも良いでしょう。
3) ライフスタイルが変化する可能性があり、車の所有が難しい人
転勤や引越し、結婚などでライフスタイルが変わる予定の人にも、カーリースは向いています。特にこうした変化により「車を手放す可能性がある」という場合は、売却の手間も考えてカーリースにした方が楽でしょう。
4) 定期的に車を乗り換えたい人
車好きや新しいもの好きの人では、「車を数年で乗り換えたい」というケースもあるでしょう。
定期的に車を乗り換えるのであれば、カーリースがおすすめです。カーリースでは契約満了時にワンストップで別の車に乗り換えられます。車の売却・購入手続きの手間もなく、新しい車の購入のためにまとまったお金が必要になることもありません。
5) 法人や個人事業者で、車に関する出費を経費にしたい人
車に関する経費精算を楽に行いたい法人や個人事業者にも、カーリースは向いています。
車をローン購入した場合、経費として計上できるのは利息のみです。一括購入にすれば車両購入費も経費として精算できますが、この場合は減価償却しながら数年に分けて計上しなければいけません。
これに対してカーリースでは、月々の利用料を経費として計上することが可能です。
ガリバーの子会社が展開する定額カーリース「NOREL(ノレル)」は、車種や契約期間によって毎月の利用料を1万円以下に抑えることもできます。LINEでの簡単見積もりや電話相談も承っていますので、カーリースの利用をご検討の場合はお気軽にお問合せください。
カーリースの利用が「向いていない人」

手元にまとまったお金がない人や短い期間だけ車に乗りたい人は、購入よりカーリースの方が向いていることが多いです。
一方、1台の車に長く乗ってトータルコストを抑えたい人や走行距離などの制限を気にせず車に乗りたい人は、車を購入した方が良いでしょう。
1) 1台の車に長く乗ることを考えている人
車に長く乗る場合は、カーリースより購入の方がトータルコストを抑えられる可能性が高いです。車のコストで最も高いのは車両価格であり、1台の車を乗り潰せば1ヶ月あたりの負担額を軽くすることができます。
例えば以下は、トヨタ「アクア」(2WD)を3年間/5年間乗る場合で中古車のカーリースと中古車購入の費用(初期費用及び維持費)を比較したものです。
【カーリース:3年契約、中古車購入:購入後3年で売却】
【カーリース:5年契約、中古車購入:購入後5年で売却】
【上記2表に関する注意点】
※年間走行距離12,000km、レギュラーガソリン171円/Lとして計算。
※計算に使用した燃料消費率は新車時のカタログ燃費であり、グレード・駆動方式・車両重量などにより異なる。
※燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値。使用環境(気象・渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用時)に応じて燃料消費率は異なる。
※自動車税、軽自動車税は2022年4月1日以降に購入したとして計算。
※自動車保険は35歳以上、14等級、全車車両保険価格以外は同条件にて見積もりした場合のイメージ。
※車検点検料はガリバーの車検サービスを利用した場合の目安費用。保安基準不適合箇所やその他不具合箇所等交換作業工賃や部品代は含まれていない。
※駐車場代は月々10,000円として計算。
※洗車を1ヶ月に1回2,200円、オイル交換を6ヶ月に1回5,500円、バッテリー交換を2年に1回22,000円、タイヤ交換を4年に1回55,000円で行ったとして計算。
※上記はあくまで参考値です。詳しくは車販売店でお見積もりの際にご確認ください。
【上記2表に関する注意点】
※年間走行距離12,000km、レギュラーガソリン171円/Lとして計算。
※計算に使用した燃料消費率は新車時のカタログ燃費であり、グレード・駆動方式・車両重量などにより異なる。
※燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値。使用環境(気象・渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用時)に応じて燃料消費率は異なる。
※自動車税、軽自動車税は2022年4月1日以降に購入したとして計算。
※自動車保険は35歳以上、14等級、全車車両保険価格以外は同条件にて見積もりした場合のイメージ。
※車検点検料はガリバーの車検サービスを利用した場合の目安費用。保安基準不適合箇所やその他不具合箇所等交換作業工賃や部品代は含まれていない。
※駐車場代は月々10,000円として計算。
※洗車を1ヶ月に1回2,200円、オイル交換を6ヶ月に1回5,500円、バッテリー交換を2年に1回22,000円、タイヤ交換を4年に1回55,000円で行ったとして計算。
※上記はあくまで参考値です。詳しくは車販売店でお見積もりの際にご確認ください。
上記の例は3年と5年なのであまり大きな差がありませんが、7年、10年と長期的に使用するのであれば、車を購入した方がもっと安くなります。
なお、以下の記事では軽自動車の中古車カーリースと中古車購入の費用シミュレーションもご紹介しています。併せて参考にしてください。
2) 走行距離が多い人
一般に、カーリースには年間走行距離の制限が設けられています。設定された距離をオーバーした場合は、追加料金を支払わなければいけません。そのため「通勤距離が長い」「好きなだけ運転を楽しみたい」といった人には、カーリースをお勧めしません。
ただしリース会社によっては、走行距離制限のないプランを扱っている場合もあります。
3) 自分好みに車をカスタマイズしたい人
カーリースでは、カスタマイズや改造は原則禁止です。リース会社によっては、「原状回復できる程度のカスタマイズ」を許可しているケースもあります。しかし原状回復の過程でキズができたり、跡が残ったりした場合は追加費用が発生することも多いです。
ホイールや電球の交換、ドライブレコーダーの後付けなど原状回復が可能そうなカスタマイズを行いたい場合も、リース会社に事前確認することをお勧めします。
4) 好きな時に車を乗り換えたい人
カーリースでは最初に契約期間を選択し、中途解約は原則として認められていません。
中途解約できても、違約金として残期間のリース料金を一括で支払わなければいけないのが一般的です。そのため車の使用期間が定まっていない人や、自分の好きなタイミングで乗り換えたい人には向きません。
カーリースのデメリットについてはこちらの記事でも解説していますので、併せて参考にしてください。
また「単身赴任中だけ車に乗りたいけど、赴任期間が分からない」「費用を抑えて好きなだけ車に乗りたい」といった人には、中古車の購入がおすすめです。
ガリバーは「50万円以下で買える車」など幅広く在庫を揃えており、使用期間や予算に合わせた車のご提案をいたします。
ガリバーではカーリースも中古車販売も行っています!
カーリースと車の購入では、それぞれにメリット・デメリットがあります。また「どちらの方が費用を抑えられるか」も車の使い方によって異なるため、判断が難しいです。
「カーリースと中古車購入で迷う」という場合は、カーリースも中古車販売も行っているガリバー※にご相談ください。お客さまのライフスタイルや車の使い方、車の購入予算や月々の支払額の予算などに合わせてアドバイスをいたします。
※ガリバーを運営する㈱IDOMの子会社でカーリースを扱っております。