はじめての中古車購入ガイド保険料はどうやって決まるの?
目次
用途車種による区分
保険料の決まり方の項目に「用途車種」があります。
保険会社によって区分が異なる場合もありますが、車種の分類を紹介します。
- 軽四輪乗用車
- 軽四輪貨物車
- 普通・小型乗用車
- 小型貨物自動車
- 2t以下の普通貨物自動車
- キャンピングカー(8ナンバー)
事故の有無が影響する「ノンフリート等級別割引・割増」
ノンフリート等級では、1~20等級および「無事故」「事故有」の区分による保険料の割引・割増制度があります。
この制度では、保険金をお支払いする事故の有無・区分・件数および事故有係数適用期間等により、等級および「無事故」「事故有」の区分を決定します(決定した等級および「無事故」「事故有」別の割増引率をご契約に適用します。ご契約の事故有係数適用期間が「1~6年」の時は「事故有」の割増引率を適用します)。
運転者の年令による割引
自動車保険は、運転をする人の年令に応じた運転者年令条件を設定することによって保険料が割引になります。
自動車を購入する際に運転をする人の年令を確認して、適した運転者年令条件にすれば保険料を節約できます。
年令区分は保険会社によって異なる場合がありますが、一般的な区分は下記の通りで、上から割引率が高い順になっています。
免責金額
免責金額とは、事故を起こした際に契約者が負担する金額のことで、自動車保険では車両保険に設定されていることがあります。
例えば、車両保険の条件で、免責金額がないのであれば1円からでも保険金が出ますが、保険料が高く設定され、保険金を受け取ることで次回更新時に等級が下がり保険料が上がることになります。
逆に免責5万円であれば、5万円以下の保険金は支払われませんが、免責金額が無い場合よりも保険料が安く設定されます。
保険料算出に関わるその他の基準
これまで、さまざまな保険料算出についての項目を紹介しましたが、他の項目の説明を挙げておきます。
・運転免許証の色
運転免許証の帯色によって保険料を割引く保険会社もあります。ご存知だと思いますが、免許の色にはグリーン、ブルー、ゴールドの3種類があります。
・クルマの使用目的
クルマの使用目的は、一般的には「レジャー」「通勤通学」「業務」の3種類に区分され、用途によって割引が適用されます。
※使用範囲や、補償内容が限定されることはありませんが、誤った使用目的を申告すると事故発生時にトラブルの原因となる場合があるので、ご注意ください。
・年間走行距離
契約車両が1年間に走行すると予測される距離によって保険料が割引される会社もあります。
・安全装置
自動(被害軽減)ブレーキや盗難防止といったクルマに付属されている安全装置がある車両の保険料が割引される会社もあります。
保険料は等級以外にも運転者の年齢や免責金額によって決まっていきます。等級をはじめとした保険について詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。
記事監修者のコメント
自動車保険はイザという時のために加入は必須です。保険料が高いと感じた場合、記事にあった要件をご自身に当てはめて、条件を変えることで保険料を下げることができないか見直しをすると良いでしょう。
この記事を監修した人
- 現在の役職・肩書
- 保有資格
税理士、CFPⓇ、FP技能士1級
- 略歴
1997年から税理士業務に従事し、税理士として20年以上のキャリアがあります。
自動車税、所得税といった身近にある税金関係の記事監修が得意。確定申告の仕方や自動車税金の仕組みについてメディアで多く記事監修をしている実績があります。