ブラック系 ＳＡＩ（トヨタ）Ｓ Ｃパッケージ DAA-AZK10(10089302) の画像

トヨタ サイ（SAI）は、ハイブリッドシステムのみを搭載するミドルサイズセダンで2009年に発売された。ボディやハイブリッドの基本部分は、レクサスHS250hと共通化されている。ハイブリッドシステムは、直列4気筒の2.4Lエンジンをベースにしており、エンジンとモーターの駆動力を合計したシステム最高出力は190馬力となる。運転感覚は2.7L程度の動力性能が発揮され、JC08モード燃費は22.4km/Lだから、1.5Lエンジンを積んだコンパクトカーと同等だ。一番の特徴はボディサイズの割に居住性が優れていること。全長は4,695mm、全幅は1,770mmと少しワイドだが、最小回転半径は5.2mに収まるから混雑した街中でも運転がしにくいと感じる機会は少ない。その一方で全高は1,485mmだからセダンでは高めに設定され、ホイールベースも2,700mmに達するから後席を含めて居住性が快適だ。ドアの開口部が十分に確保され、着座位置も適度な高さに設定したので前後席ともに乗り降りがしやすい。乗り心地は少し硬めだが、ミドルサイズのボディと快適な居住性の組み合わせは、かつてのプログレを思い出させる。

• 安全装備には作動条件や限界があります。機能を過信せず、安全運転を心がけましょう。