Ｚ４（ＢＭＷ）ｓＤｒｉｖｅ３５ｉ Ｍスポーツ ABA-LM30(10102014) の画像

1986年から展開されたスポーツカー、Zシリーズで最後にデビューし、現在残る唯一のモデルである。Z3と入れ替わりで発表され、当初は2シーターのロードスターのみの設定であったが、2006年にクーペが追加。2009年のモデルチェンジに伴い、開閉式ハードトップを備えるクーペカブリオレに一本化された。オープン状態では先代のカブリオレに比べて圧倒的に静かで、サイドやリアのウィンドー面積が拡大したため、後方からの風の巻き込みも少ない。トップを閉じれば、快適さは一層向上する。ロードスターの開放感と、クーペの耐候性を巧みに両立したモデルとなった。2リッター直列4気筒エンジンのレスポンスは取り立ててクイックという訳ではないが、軽快で伸びるような加速で運転しやすい印象。3リッター直列6気筒ターボも販売される。ハンドリングはコーナーを攻めるのには向かないが、鼻先がすっと軽快に動き、街中でも使いやすいだろう。日常生活の中で手軽にオープンエアも楽しむのに向いた一台である。

• 安全装備には作動条件や限界があります。機能を過信せず、安全運転を心がけましょう。