58℃前後
★炎天下の車の中は灼熱地獄★
外気温32℃において車内温度の変化を検証したところ、エアコンを止めると同時に温度は上昇し始めて30分後には58℃まで上がったと記録されています。ダッシュボードやハンドルなどフロントガラス越しに太陽光線が直接当たる部分の温度が異常に高くなります。熱くなったストーブが部屋の中を暖めるのと同じ効果で、熱くなったダッシュボードやハンドルがストーブの役割を果たして車内の温度を上昇させてしまうのです。このようにして温度が上昇してしまった車内は灼熱地獄と言っても過言ではなく、初夏から夏にかけて車の中に取り残された子供が熱中症や脱水症状を起こして死亡するという事故が後を断ちません。
また車の塗装の色によって温度が異なるとも言われていますが、これは外面の温度が異なるという話で車内の温度はどの色でも殆ど同じです。真夏に車のボンネットにうっかり手をついてしまい火傷したなんていう事をたまに耳にしますが、これは車の色によっては火傷せずに済んだかもしれません。白やシルバーなど太陽光を反射しやすい薄い色の場合はそれほど温度は上がらず、逆に太陽光を吸収しやすい黒など濃度の高い色の場合は状況によっては白い車の倍近くまで表面温度が上昇することもあります。
★車体の色のよる表面温度加熱の違い★
白→50~53℃
赤→75~76℃
緑→80~84℃
黒→95~96℃
★高温の車の中はトラブルだらけ★
サングラスやCD→物が変形
パソコンなど精密機械→機械の故障
ライター・炭酸飲料→爆発
★★皆様、暑さには注意しましょうね★★
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