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新車の初回車検の時期と場所新車の初回車検の時期と場所

新車の初回車検はいつ・どこで受ける?車検の費用目安と業者選び

更新日:
新車を購入して初めての車検。いつ、どこで受けると良いのでしょうか?車検のタイミングや、業者ごとの費用の目安などを具体的にご紹介します。

目次

初回車検は新車の登録日から3年後

自家用の普通自動車や軽自動車の場合、初回の新車は、新車登録日から3年後までに受ける必要があります。
自家用貨物自動車や大型特殊自動車など一部の車は初回登録日から2年以内ですが、一般的には「初回車検は3年後」と覚えておけば良いでしょう。

初回車検の後は、2年間隔で車検を受けていきます。新車登録から13年や15年経過してからも2年間隔で一定です。

いつから車検を受けることができるのか?

大前提として、車検はいつでも受けることができます。
しかし、今の車検満了日を維持したいのであれば、車検満了日の1か月前から満了日までの間に車検を受けると良いでしょう。車検満了日より1か月以上前に車検を受けてしまうと、以降の車検満了日が早くなってしまうので注意が必要です。

例)3月1日が車検満了日の車の場合

2月1日から3月1日までに車検を受ければ、次の車検満了日も3月1日のまま。

しかし、もし1月31日に車検を受けた場合、次の車検満了日は1月31日になり、出費のタイミングも早くなる。

例)3月1日が車検満了日の車の場合

2月1日から3月1日までに車検を受ければ、次の車検満了日も3月1日のまま。

しかし、もし1月31日に車検を受けた場合、次の車検満了日は1月31日になり、出費のタイミングも早くなる。

また、車検満了日を過ぎてしまうと車検切れとなり、公道を走行することができなくなります。車検切れになっても車検を受けることはできますが、レッカー移動などが必要になり面倒なことが多いです。忘れずに車検満了日の1ヵ月前から1ヵ月の期間内で車検を受けるようにしましょう。

車検満了日の確認方法

車検満了日を確認する方法は、2つあります。


1つ目は、車検証で確認する方法です。車検証には「有効期限の満了日」という項目があり、その欄に書かれた日付が車検満了日です。車検証は新車購入時に受け取っているはずですので、ダッシュボードの中にある書類を確認してみましょう。

2つ目は、車のフロントガラスに貼ってあるステッカーで確認する方法です。外から見える表面には車検満了となる年と月が、運転席から見える裏面には車検満了となる年月日が書かれています。

新車の車検はどこで受けることができるのか?

新車の車検は、ディーラーを含め大きく以下の3つの場所で受けることができます。ディーラーで購入したからといってディーラーで車検を受けなければならないという訳ではないので、それぞれのメリットやデメリットを確認しながら選んでください。

①ディーラー


新車購入先のディーラーは、車検をはじめ、メンテナンスなどを一手に任せることができる存在です。丁寧な点検・整備、純正品の利用など、高い信頼が最大のメリットといえるでしょう。
他方で車検費用が高いのがデメリットです。ただし新車の場合は3年保証などの保証がついているのが一般的なので、修理が必要な場合でも追加で費用が請求されず、かえって他の場所より安く済む場合もあります。

②その他の車検業者


その他に、以下のような業者でも車検がうけられることが多いです。

  • ディーラー以外の自動車販売店
  • 自動車整備工場
  • 車検専門店
  • ガソリンスタンド
  • 大手カーショップ

このような業者は、一般にディーラーよりも車検費用が安いのがメリットです。またディーラーよりも近くにお店があることも多いでしょう。


他方で「ディーラーに近い丁寧な点検をしてくれるがやや高いお店」「必要な最低限の点検だけだが安いお店」「会員向けの優待価格があるお店」など業者による差が大きいので、自分で業者を見極める必要があります。


ガリバーでも車検を承っており、もちろんガリバー以外で購入した車も対象です。まずはお気軽にご相談ください。

③使用者自身で行う「ユーザ車検」


ディーラーや車検業者に頼む他に、自分で車検を行う「ユーザ車検」という選択肢もあります。自分で車検場に車を持ち込み、自分で車検手続きをします。


最大のメリットは、ディーラーや業者に頼むよりも安く済むことです。ユーザ車検であっても法定費用は必要ですが、代行費用が発生しないので1万~数万円程度、費用が抑えられることもあります。


運輸支局や軽自動車協会に車を持ち込むのは平日の日中が基本ですので、この時間に手続きができない人には難しいでしょう。また整備や点検に関する知識も必要なので、車に詳しくない人にはハードルが高いです。

初回車検にかかる費用目安と検査内容

車検にかかる費用は、自動車重量税など法律で定められた「法定費用」と、業者が自分で設定する「車検基本費用(点検整備費用、基本整備料などと呼ばれることも)」「その他の諸費用」があります。
以下は車検費用総額の大まかな目安です。

  • 軽自動車…4.5万円~8万円
  • 1.0トン以下の普通自動車…6万円~9万円
  • 1.5トン以下の普通自動車…7万円~10万円
  • 2.0トン以下の普通自動車…8万円~11.5万円
  • 2.5トン以下の普通自動車…9万円~13万円

またガリバーでも車検を承っており、以下はその費用の一例です。

 

法定費用

車検基本整備料

合計額

軽自動車 (例)タント/ワゴンRなど

26,340円

33,550円

59,890円

1.0t 以下 (例)フィット/スイフトなど

36,250円

34,650円

70,900円

1.5t 以下 (例)ノート/シエンタなど

44,550円

35,750円

80,300円

2.0t 以下 (例)クラウン/セレナなど

52,750円

36,850円

89,600円

2.5t 以下 (例)ランドクルーザーなど

60,950円

37,950円

98,900円



※車両の状態により費用は異なります。基本料金には法定点検、検査及び代行費用以外の整備費用は含まれていません。表記金額は、沖縄・離島を除く国産乗用車(初年度登録から13年未満・消費税含む)として計算。法定費用内の自賠責保険料は2023年4月1日改正時(保険期間:24か月。車種や地域での費用など、詳しくは店舗スタッフへお問い合わせ下さい


このように、車重が大きくなるほど法定費用も基本整備料も上がるのが一般的です。目安金額に幅があることからも分かるように、業者による費用の差も大きいので、金額やそれぞれのメリット・デメリットも確認しながら見積もりを取ることをオススメします。

初回車検で交換した方が良い部品や消耗品って何?


車検では車のあちこちを点検するので、部品や消耗品をチェックし、補充・交換を行うのにちょうど良いタイミングです。初回車検の時は、以下のような消耗品を確認してもらうようにしましょう。

  • エンジンオイル(通常半年~1年で交換。車検時にも確認を)
  • ラジエーター液
  • ブレーキオイル
  • バッテリー(車の使用状況により寿命が変化)
  • ブレーキパッド(車の使用状況により寿命が大きく変化。車検時に相談を)
  • エアコンフィルター(特に花粉症の人は定期的に交換を)

車検に合格するだけなら交換や補充が不要な場合もありますが、安全に走行するためにはメンテナンスが重要です。また車検時に交換・補充をした方が、安く済む場合もあります。

2回目以降の車検は初回より費用が高くなる傾向


新車登録から5年目に実施する2回目車検は、一般に初回車検より高くなる傾向があります。その背景には、以下のような理由があります。

  • エコカー減税の対象外となり、初回では減免されていた自動車重量税が通常税額になる
  • メーカー保証が切れ、修理や部品交換の追加費用が必要になる
  • 車を使った分だけ、消耗品や部品交換代がかさむ

長く車を使えば不具合も増え、部品交換や修理も必要になってくるので、この後も3回目、4回目と回を重ねるごとに、車検代金が高くなるのが一般的です。13年目以降は、自動車重量税も重課されるため、法定費用も上がります。


このように車検はまとまった出費になるため、車の買い替えを考える人も多いようです。特に「ライフスタイルが変わった」という場合には、車を買い替えた方が経済的であったり便利であったりとメリットが大きい場合もあります。例えば、以前よりも車に乗ることが増えたなら、燃料代が安いハイブリッドに買い替えた方が良い場合もあるでしょう。
初回車検前の車であれば高い値段で買い取ってもらえる可能性も高いので、今の車の買い取り相場を確認した上で「車検代を出しても乗り続けた方が得なのか」を考えてみるのもオススメです。

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