



リースとの違いは?車のサブスクと知っておきたいデメリット
目次
車のサブスクとは?カーリースとの違いは?

車のサブスクリプションとは、毎月一定の利用料を支払うことで車を使うことができるサービスを指します。
車を購入すると、購入時、納税時、車検時などにまとまったお金が必要です。サブスクリプションの場合には、それらの費用を「月々のサービス利用料」という形で支払います。
月々のサービス利用料の中には、購入時の諸費用に加えて、定期的に支払う税金や車検代も含まれていることが多いです。任意保険についてはサービスによって含まれていないことも多く、またガソリン代や駐車場代はサービス料の範囲外です。
同じように月額制で支払って車を借りるサービスに「カーリース」もあります。実は、カーリースとサブスクリプションは名前こそ異なるものの、車の利用方法としては変わりません。
自動車メーカーのサブスク一覧と特徴
自動車メーカーでサブスクリプションサービスを提供しているのは以下の4社です。契約期間、料金、頭金やボーナス払いの可否、任意保険を含むか否かなど、サービスごとに内容が異なるので注意しましょう。
車のサブスクのデメリット
新しい車の利用方法であるサブスクですが、以下のようなデメリットもあります。利用方法など馴染みがないことも多いからこそ、デメリットも知ったうえで利用検討をするようにしましょう。
デメリット①途中解約で費用が発生する可能性がある
「サブスクリプション」という言葉から「いつでも解約できる」というイメージを持ちがちですが、多くのサービスが3年や5年といった利用期間を設定しており、利用期間を選んで契約をします。
その契約期間に満たないうちにサービス解約をする場合には、途中解約費用が請求されることが多いです。
デメリット②原状回復費用発生のリスク
サブスクリプションサービスで借りた車は、原状回復をして返す必要があります。日常利用で発生する小さなキズや擦れ程度であれば問題ないことが多いですが、事故を起こしたり、勝手にカスタマイズをしたり、喫煙でニオイが付いてしまった場合には原状回復費用を請求されるというのが一般的です。
また走行距離の上限も決まっていることが多く、これを超えてしまうと追加費用が必要です。
デメリット③サービスによっては「買取」できない
カーリースやサブスクリプションサービスの中には、契約終了後に車を買い取りできないものがあります。契約内容によっては買い取ることができるものもありますが、全てのサービスで買い取りが選べる訳ではありません。もし契約中に愛着を持ってしまっても「返却しなくてはならない」場合もあります。
デメリット④パーツや保険が自由に選べない
サブスクリプションの場合には、サービス会社が用意するものから選ぶというのが基本です。新車を購入する場合とは違って、タイヤやパーツ、装備などを自由に選択することは難しい場合が多いです。
また任意保険が含まれているサービスの場合、保険会社やプラン内容もサービス会社が決定します。「運転に自信がないから補償を手厚く」「勿体ないから最低限の保険で」といった自由な選択はできないことが多いでしょう。
車のサブスクはメリットもある
もちろん、車のサブスクにはメリットもあります。主なものとして以下が挙げられます。
- 初期費用が抑えられることが多い
- ローンを組まなくても分割して支払える
- 支払額が一定で諸費用込みなので、家計管理がしやすい
- 3年、5年など短期間で乗り換えがしやすい
- 保険等級が低い人、若い人であっても任意保険料が抑えられる(※任意保険料込みのサービスの場合)
- クレジットカード払いを選べる
このような特徴があるため、特に任意保険が高額になりやすく、またまとまったお金が用意しにくい若い人にとってはメリットが大きいサービスといえるでしょう。
車のサブスクと購入のどちらを選ぶべき?
車のサブスクリプションにはメリットもデメリットもあるので、自分のライフスタイルや条件に合っているのかどうかの見極めが重要です。サブスクリプションと購入、それぞれに向いている人を確認しましょう。
短期間で乗り換えしたい人は車のサブスクが向いている
車のサブスクリプションでは3年、5年など短い利用期間を選ぶことができます。車を購入し売却すると手間もかかるので、転勤などで決まった期間しか車を使わないことが分かっている人、数年後に乗り換えを決めている人などはサブスクリプションの方が便利でしょう。
カスタマイズしたい・長く乗りたい人は車の購入がおすすめ!
サブスクリプションの場合、基本的にカスタマイズは禁止されています。また愛着が湧いても買取ができないサービスもあるので「自分好みにカスタマイズしたい」などこだわりがある人には向かないでしょう。
またサブスクリプションの利用料には、サービス会社の利益も含まれています。そのため長く乗るのであれば、自分で車を購入した方が支払総額を抑えられる可能性が高いです。
このように人によって向き不向きがある車のサブスクリプションサービス。「支払総額をできるだけ抑えたい」「走行距離や原状回復を考えずに車を使いたい」という人は車の購入を中心に検討した方が良いでしょう。
ガリバーでは初期費用や予算に合わせた車もご紹介していますので、お気軽にご相談ください。