



個人間カーシェアの仕組みとは?よくあるトラブル例と対処法
目次
個人間カーシェアとは?サービスの仕組みについて

個人間カーシェアとは、自分が使わない時に車を使用してもらいたい「オーナー」と、必要な時だけ車に乗りたい「ドライバー」の間で車を共同使用するサービスのことです。
オーナーとドライバーは個人間カーシェア会社などのアプリを通じてマッチングし、二者間でやりとりをして車の引き渡しや返却を行います。
一般的な個人間カーシェアサービスの利用方法は、以下の通りです。
- 車のオーナーが、個人間カーシェア会社に車の使用条件やシェア可能な日時を登録
- ドライバーが、カーシェア会社を通してオーナーに車の使用を依頼
- オーナーから許可が出たら、ドライバーはカーシェア会社にサービス利用料を支払う
- オーナー・ドライバー間で車の受け渡しを行い、車をシェアする
- ドライバーが車を返却した後、カーシェア会社からオーナーに車の使用料が支払われる
なお「カーシェアよりも長期的に車を使いたい」「個人間でのサービスには不安がある」といった場合は、カーリースやサブスクの利用も検討しましょう。ガリバーグループのICT(株式会社IDOM CaaS Technology)でも月額10,000円から車に乗れるサブスクサービス「NOREL」を提供しています。
個人カーシェアリングは法的に問題はないの?
カーシェアリングの名称の由来は「共同使用」を意味する英単語「share(シェア)」です。一般的なカーシェアは、「会員間でサービス会社が提供する車を共同使用する」サービスであり、「車を借りる」レンタカー業とは異なります。
個人間カーシェアも、この「共同使用」が基盤となってサービスが成り立っています。通常、個人が有償で車を貸し出すことはレンタカー業にあたり、国土交通大臣から許可を受けなければいけません。しかし個人間カーシェアの契約は「オーナーとドライバーによる車の共同使用」という形態を取っているため、国土交通大臣から許可を得る必要がないのです。
カーシェアリングの名称の由来は「共同使用」を意味する英単語「share(シェア)」です。一般的なカーシェアは、「会員間でサービス会社が提供する車を共同使用する」サービスであり、「車を借りる」レンタカー業とは異なります。
個人間カーシェアも、この「共同使用」が基盤となってサービスが成り立っています。通常、個人が有償で車を貸し出すことはレンタカー業にあたり、国土交通大臣から許可を受けなければいけません。しかし個人間カーシェアの契約は「オーナーとドライバーによる車の共同使用」という形態を取っているため、国土交通大臣から許可を得る必要がないのです。
個人間カーシェアのメリット・デメリット

ここからは、個人間カーシェアのメリット・デメリットをオーナーとドライバーの立場に分けて紹介します。
オーナー(貸し手)のメリット・デメリット
メリット
- 車を使ってもらうことで使用料を受け取ることができる
- 使用しない日に、車を有効活用できる
- カーシェアを通して人間関係が広がる
オーナーには、経済面や交友関係の広がりという点でメリットがあります。
個人間カーシェアで車を使ってもらうことにより、オーナーは使用料を受け取ることができます。オーナーの中には月々数万円の利益を得て、車の維持費を賄っている人もいます。
デメリット
- ガソリン代がオーナー負担になることもある
- 「事故を起こした」などのトラブルがゼロではない
ただし、ガソリン代の負担や事故などトラブルのリスクがある点はデメリットです。
ガソリン代は、ドライバーが使った分だけ補給して返すというルールになっているのが一般的です。なお、利用するサービスごとにルールは異なり、ルールを守らないドライバーもゼロではありません。
また個人間カーシェアでは、事故などのリスクもあります。ドライバーの中には「乗ったことがない車を利用してみたい」という人も多く、乗り慣れない車だからこそ事故やキズが付くリスクが高くなりやすいです。
上記のような特徴から、「少しでも車を有効利用したい」「ちょっとしたキズや摩耗は気にならない」という人は個人間カーシェアを利用すると良いでしょう。一方、「愛車を傷つけられたくない」「他人とのやりとりや交渉が苦手」という人にはおすすめしません。
ドライバー(借り手)のメリット・デメリット
メリット
- 一般的なカーシェアより利用料が安い場合が多い
- 短時間の利用が可能
- Webや専用アプリから予約が可能で手続きが簡単
- 選べる車種が多い
ドライバー側の場合、メリットとしては経済性や利便性が挙げられます。
個人間カーシェアは、一般的なカーシェアよりも安く利用できる場合が多いです。また中長期にわたって車を借りるカーリースやレンタカーに比べて、カーシェアは10分程度などの短い時間から利用できます。手続きもオンラインで済ませられるので、店舗に出向く必要がなく、簡単です。
選べる車種が多いことも個人間カーシェアならではのメリットです。個人間カーシェアであれば、買い物に便利なミニバンからデートに使えるスポーツカーまで、利用目的に合わせた車選びがしやすいです。
デメリット
- 乗り捨てができない
- 都市部以外では使用できる車が少ない
- 「キズが付いている」などのトラブルがゼロではない
経済性や利便性に優れる個人間カーシェアですが、制約も多いです。
使用するのは個人所有の車なので、返却はオーナーと事前に取り決めた場所でしかできません。またサービスに登録しているオーナーは都市部に集中する傾向があるので、地域によってはサービスを利用しにくいです。
この他にも、返却してから「車にキズが付いていた」とオーナーからクレームが入り、トラブルになるとったケースもゼロではありません。
個人間カーシェアの利用は「車の運転に自信がある」「色々な車に乗ってみたい」といった人におすすめですが、「個人間でのやり取りは苦手」「過去に事故を起こしたことがある」といった人は利用しない方が良いでしょう。
個人間カーシェアのよくあるトラブル例3つと対処法

個人間カーシェアのデメリットの一つが、ドライバーによる事故などのトラブルです。ここからは個人間カーシェアでよくあるトラブル例3つとその対処法を紹介します。
1. ドライバーが事故を起こした
ドライバーが事故を起こした場合、ドライバーが中心となって、オーナーと連絡を取り合いながら解決するのが一般的です。
具体的に、ドライバーには以下のような対応が求められます。
- 自身や負傷者の救護・安全確認
- サービスを仲介しているカーシェア会社への連絡
- 警察への連絡(交通事故証明書の取得)
- 保険会社への連絡
- オーナーへの連絡
2. 車にキズが付いた
車のキズに関するトラブルは、「ドライバーが車を傷つけた」「オーナーからキズが付いていると言いがかりをつけられた」といった場合があります。
こうしたトラブルの予防策として、車の使用前と返却時は必ずオーナーとドライバーで車の状態、キズの箇所を確認してください。オーナーがキズ部分の写真を事前に登録し、返却時にそれ以外のキズがないかを双方の目で確かめることが重要です。
ドライバーが運転中に車を傷つけた場合は、必ずオーナーに連絡しましょう。必要に応じて警察や保険会社にも連絡してください。
車の返却後にオーナーがキズを発見した場合、オーナーは本当にシェア前になかったキズなのかを確認したうえでドライバーに連絡してください。この場合、ドライバーは警察や保険会社に連絡して交通事故証明書の取得や修理などの手続きを行います。
キズのトラブルでオーナー・ドライバー間が揉めた場合、カーシェア会社は基本的に介入せず、二者間での解決を求められるのが一般的です。カーシェア会社がルールやガイドラインを定めている場合も多いので、それを確認しながら話し合いましょう。
それでも解決が難しい場合はカーシェア会社に連絡してサポートを求め、場合によっては国民生活センターなどに相談してみてください。
3. ドライバーが交通違反をした
ドライバーの交通違反は「その場で違反切符を切られる」場合と「後から交通違反通知がオーナーの元に届く」場合に分かれます。
その場で違反切符を切られた場合、ドライバーは自分で警察への出頭や反則金の納付を行いましょう。
車の返却後にオーナーの元へ交通違反通知が届いた場合、オーナーはドライバーに連絡をして反則金の納付などの対応を要請しましょう。また契約書などの証明を持参して警察署に出向き、カーシェアの期間中に起こった違反であることを伝えてください。
こうしたトラブルもオーナー・ドライバー間で解決しなければいけないのが一般的ですが、対処方法はカーシェア会社によっても異なります。そのためオーナー・ドライバーともに交通違反に対する対処法を利用規約でよく確認してください。
まとめ
ここまで紹介したように、個人間カーシェアは「オーナーは利用料を受け取ることができる」「ドライバーは好きな車に乗ることができる」など様々なメリットがあります。しかし個人間のサービスだからこそ、トラブルが起こりやすいといったデメリットもあります。サービスのメリット・デメリットを踏まえて利用を検討しましょう。
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