



ハイブリッド車の維持費は?年間コストをガソリン車と比較
目次
ハイブリッド車の特徴

ハイブリッドは「かけ合わせ」「組み合わせ」という意味であり、ハイブリッド車は2つ以上の動力源を組み合わせて走る車を指します。
ハイブリッド車のなかでも一般的なのは、ガソリンエンジンと電気モーターの組み合わせです。電気モーターを使うことで従来のガソリン車より燃費性能が良くなり、燃料代や排気ガスを抑えることができます。
ハイブリッド車とガソリン車の車両代・維持費を比較

ハイブリッド車はガソリン車より燃料代や税金が安い反面、車両代が高くなりがちです。ここでは、トヨタ ヤリスを例にハイブリッド車とガソリン車の車両代と維持費目安(継続2年分)を比較します。
ヤリス(Gグレード、1.5L 2WD)のハイブリッド車の車両代は2,445,300円、ガソリン車の車両代は2,072,400※で、ガソリン車のほうが約37万円安いです。たとえば同じ車に10年乗る場合、1年あたりに換算した車両代の差は約3.7万円となります。
一方、維持費目安の違いは以下の通りです。
※車両代は2026年6月1日時点の情報。税込み価格。
※年間走行距離10,000㎞、レギュラーガソリン160円/Lとして計算しています。
※計算に使用した燃費消費率は新車時のカタログ燃費であり、グレード・駆動方式・車両重量などにより異なる。
※燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値。使用環境(気象・渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)に応じて燃料消費率は異なる。
※自動車税、軽自動車税は2022年4月1日以降に購入したとして計算。
※自動車保険は35歳以上、14等級、全車車両保険価格以外は同条件にて見積もり。
※車検点検料はガリバーの車検サービスを利用した場合の目安費用。保安基準不適合箇所やその他不具合箇所等交換作業工賃や部品代は含まれておりません。
※オイル交換を6ヶ月に1回5,000円、バッテリー交換を2年に1回20,000円、タイヤ交換を4年に1回50,000円で行ったとして計算。
※上記はあくまで参考値となります。詳しくは車販売店でお見積もりの際にご確認ください。
上記のシミュレーションでは、維持費目安はハイブリッド車のほうが年間2万円ほど安く、10年乗れば車両代の差をかなり埋めることができる金額です。ただし、上記は年間1万km走行を前提としているため、走行距離が短い場合はガソリン車のほうが経済的でしょう。
なお、ハイブリッド車は走行性能などでもガソリン車と違いがあります。「ハイブリッド車とガソリン車のどちらにするか」は、コスト面以外も踏まえて最終決定するのがおすすめです。
ハイブリッド車の維持費の内訳
ハイブリッド車の維持費は、ガソリン車と同じように①燃料代、②税金、③保険料、④整備・メンテナンス費用に大別できます。ただし、それぞれの費用のかかり方はガソリン車と異なります。
1) 燃料代
ハイブリッド車の燃費性能は、メーカーや車種、モデルによって異なります。
2018年10月以降、日本では「WLTCモード」という国際基準での燃費性能表示が義務付けられており、1年間の燃料代目安を算出する計算式は以下の通りです。
なお、自動車メーカーが発表している各モデルの燃費は「カタログ燃費」と呼ばれ、専門の計測機器を使って算出されています。実際の燃費は道路状況や電装品の使用状況、走り方などによって変わり、カタログ燃費より少し落ちることが多いです。
2) 税金
車の税金には、新車登録時と毎年5月頃に納める「自動車税」、新車登録時と車検時に納める「自動車重量税」の主に2種類があります。どちらも維持費に関わる税金で、後者には「エコカー減税」という税制優遇制度が存在します。
エコカー減税により、ハイブリッド車は燃費性能に応じて新車登録時の重量税が免税または減税となります。燃費性能が特に優れている車は初回継続車検時も免税扱い、それ以外のハイブリッド車も2回目の継続車検以降を含めてガソリン車より課税額が少額です。たとえば、前章の維持費比較ではハイブリッド車の重量税が15,000円、ガソリン車では32,800円です。
3) 保険料
保険には、加入必須の「自賠責保険」と各自で加入する「任意保険」の2種類が存在します。
自賠責保険料はハイブリッド車とガソリン車で変わりません。普通車よりも軽自動車が少額になります。
一方、任意保険料は保険会社や保証内容、契約者の等級、車種などによって差が生じます。ハイブリッド車は、車両代が高い分だけガソリン車より保険料が高い傾向がある一方、「エコカー割引」を受けられることも多いです。
4) 整備・メンテナンス費用
整備・メンテナンス費用で継続的にかかるのが、車検費用です。国に対して支払う「法定費用」と点検・整備や手続き代行のため業者に支払う「点検・整備費用」が含まれ、安くて4〜6万円、高いと十数万円かかります。
法定費用には自動車重量税や自賠責保険料、印紙代が含まれます。一方、点検・整備費用は業者や整備内容によっても異なりますが、同じ業者・整備内容であれば、構造の複雑なハイブリッド車のほうがガソリン車より少し高額な傾向があります。
ハイブリッド車で気にしたいのが、駆動用バッテリーの寿命と交換費用です。その寿命は「10年以上・15万km前後」といわれており、決して短くありませんが、交換には数十万円かかるのが一般的。顕著な燃費の悪化やバッテリー警告灯の点灯が見られたら、交換のタイミングといえます。
ガソリン車と比較したメリット・デメリット
ここでは、維持費以外の面も含めてハイブリッド車のメリットとデメリットをまとめました。
メリット
ハイブリッド車はエコカー減税で税制優遇を受けられます。また、任意保険の「エコカー割引」といった優遇措置も存在します。
走行性能としてはガソリン車より静粛性が高く、発進時も滑らかに加速するので、上質感ある走りを味わえます。
デメリット
本格的なハイブリッド車は、同じ車種のガソリン車と比べて30万円〜50万円ほど車両代が高いです。また、駆動用バッテリーの交換には数十万円かかることが多く、バッテリーの寿命を機に車を乗り返る人も多いです。
この他のデメリットとして、静粛性が高いばかりに歩行者に車両の存在を気づかれにくく、結果として事故につながるリスクがあります。
ハイブリッドとガソリン車のどっちを選ぶのがいい?
ハイブリッド車とガソリン車で迷ったときは、基本的に走行距離を考えて選ぶと良いでしょう。
「毎日車に乗る訳ではない」「近所の買い物が中心」といった場合は、たとえハイブリッド車を買っても燃料代で車両代の差を埋められません。反対に「長距離通勤をしている」「週末は遠方に出かける」といった場合は、ガソリン車より燃料代を大幅に抑えられる可能性があります。
目安としては、年間1万km以上走るようなケースにおいてハイブリッド車をお勧めします。
ハイブリッド以外の「低燃費な車」
環境にやさしく維持費が安い車は、ハイブリッド車だけではありません。最近ではクリーンディーゼル車、電気自動車など多くの選択肢が登場しています。
【クリーンディーゼル車】
- ガソリンより安価な「軽油」を燃料に使える
- クリーンディーゼル車特有のカラカラ音が気になる人もいる
- 海外メーカーやマツダでラインナップが豊富
【電気自動車】
- 電気だけで走る車で、専用のコンセントを設置すれば自宅で充電できる
- 充電スタンドの数はまだ少ない
- 日産「リーフ」を代表に、日産や三菱、海外メーカーでも車種が増加中
環境にやさしく維持費が安い車は、ハイブリッド車だけではありません。最近ではクリーンディーゼル車、電気自動車など多くの選択肢が登場しています。
【クリーンディーゼル車】
- ガソリンより安価な「軽油」を燃料に使える
- クリーンディーゼル車特有のカラカラ音が気になる人もいる
- 海外メーカーやマツダでラインナップが豊富
【電気自動車】
- 電気だけで走る車で、専用のコンセントを設置すれば自宅で充電できる
- 充電スタンドの数はまだ少ない
- 日産「リーフ」を代表に、日産や三菱、海外メーカーでも車種が増加中
車両代を抑えてハイブリッド車に乗るなら中古車
ハイブリッド車の購入で、特に負担が大きいのは車両代です。この車両代を抑えられれば、維持費はガソリン車より抑えやすく、「お得な買い物」になることも多いでしょう。
ハイブリッド車の車両代を抑えたい場合は、中古車を検討してみてください。中古車であれば新車と比べて車両代が安く、ハイブリッドで維持費も抑えられて「良いとこどり」をすることができます。
ガリバーでは「我が家の乗り方ならハイブリッド車とガソリン車のどっちが得?」といったご相談も承ります。ぜひお気軽にご相談ください。




