ベルタ（トヨタ）Ｘ CBA-NCP96(10071611) の画像

トヨタ ベルタは、プラッツの後継に位置付けられるコンパクトセダン。初代ヴィッツをベースに開発したのがプラッツで、2代目ヴィッツから派生したのがベルタになる。2005年の2月に2代目ヴィッツが発売され、同年11月にベルタが登場した。全長が4,300mmに収まるコンパクトセダンでありながら、2代目ヴィッツと同様に内装の質が高い。インパネの中央部分にはシルバーのパネルが装着され、見栄えはミドルサイズセダンに相当した。また、2代目ヴィッツのホイールベースが2,460mmだったが、ベルタは2代目ヴィッツよりも長い2,550mmとなり、後席の足元空間を広げている。プラッツのホイールベースはヴィッツと共通でセダンとしては短かったが、ベルタになって4名乗車時の快適性を高めた。また、14インチタイヤ装着車の最小回転半径は4.6mだから小回りもきく。エンジンは直列3気筒の1.0Lと、直列4気筒の1.3Lを設定。売れ筋グレードの1.3Xは車両重量が1030kgと軽く、1.3Lエンジンであれば十分な動力性能を発揮した。外観のデザインは大人しいが、視界が優れ、機能のバランスが優れたセダンであった。

• 安全装備には作動条件や限界があります。機能を過信せず、安全運転を心がけましょう。