Ｓ２０００（ホンダ）タイプＳ ABA-AP2(10043701) の画像

1970年まで生産されていたホンダS800以来となるFRスポーツカーとして、1999年4月に登場したのがホンダS2000だ。わずか6秒という早さで操作できる電動開閉式ソフトトップを採用した2シーターオープンカーのS2000は、新開発のオープンボディ骨格構造「ハイX（エックス）ボーンフレーム」により、クローズドボディ同等以上のボディ剛性と衝突安全性を備えている。FRスポーツカーとしての優れたハンドリングや軽快感などを実現させるために、エンジンをフロントミッドシップに搭載し、車両の前後重量配分を50：50という理想的な数値とした。搭載するエンジンは最高出力250psを発生する2L直4DOHC VTECを搭載。最高回転数9000rpmという高回転仕様だ。2005年11月の一部改良で、エンジンの排気量は2.2Lへ拡大。最高出力は242psとなるが、最大トルクは221Nmとなり扱いやすくなった。駆動方式はFRのみで、ミッションは6速MTのみという硬派なスポーツカーだ。車速と操舵角に応じて、ステアリングのギアレシオを無段階に変化させるVGSを搭載したタイプVや専用のエアロパーツやサスペンションを装着したタイプSが用意されている。S2000は、惜しまれつつ2009年に生産を終了した。

• 安全装備には作動条件や限界があります。機能を過信せず、安全運転を心がけましょう。