ミゼットII（ダイハツ）ピックＤタイプ GD-K100P(5002160) の画像

ダイハツ ミゼットⅡは、かつてラインナップされていた個性的な軽商用車である。1996年4月に発売された後、2001年まで生産が続けられた。1957年に発売された初代ミゼットは三輪トラックだったが、軽商用車として車名を復活させたミゼットⅡでは、操縦安定性などの観点から4輪車として作られた。それでも全長は2790mmから2905mm、全幅は1295mmから1335mmだったから、当時の軽自動車規格よりもずっと小さい。ボディタイプは、後部が荷台になったピックと、後部にもルーフを持つカーゴの2種類があった。主に都市部での小口配送などを想定して開発されたクルマである。フロントのボディ前面にスペアタイヤを装着したスタイルは、極めて個性的なものだった。室内は一人乗り仕様と二人乗り仕様の2種類があった。搭載エンジンは660ccのSOHCで、1人乗り仕様はフロアシフトの4速MT、2人乗り仕様はコラムシフトの3速ATという設定だった。エンジンの搭載位置は前輪よりも後ろのフロントミッドシップとされていた。

• 安全装備には作動条件や限界があります。機能を過信せず、安全運転を心がけましょう。