Ｍ５（ＢＭＷ）ベースグレード ABA-NB50(10041901) の画像

BMW５シリーズの２代目、Ｅ28系のときにスポーツセダンのM5は誕生した。５シリーズは、1982年に日本に上陸。85年にはドイツではM5がデビューしている。日本でM5が発売されるのは87年だ。ミッドシップ・スポーツカーのM1に積まれていた3.5Lの直列６気筒DOHCエンジンを改良し搭載した。当時、最速の４ドアセダンである。だが、日本仕様は排ガス規制が厳しいためディチューンされていた。88年に５シリーズのモデルチェンジに伴い、M5もＥ34系の２代目に移行する。直列６気筒エンジンは3.6Lの排気量だが、93年に3.8Lに拡大された。Ｅ39系の３代目M5はＶ型８気筒DOHCエンジンを積み、これに６速MTの組み合わせだ。最高出力は400馬力の大台に乗っている。４代目は2004年に登場した。Ｅ60系M5は新開発の5.0L Ｖ型10気筒エンジンを搭載し、Ｍボタンで出力特性を切り換える。トランスミッションは６速MTもあるが、日本仕様は７速SMGだ。11年に登場した５代目M5では4.4LのＶ型８気筒ツインスクロールツインターボと７速DCTを採用した。前後重量配分は50:50で、意のままの走りを楽しめる。

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