６シリーズ（ＢＭＷ）６４５Ｃｉ GH-EH44(10020005) の画像

流麗なボディラインでモータースポーツでも実績を残したCSクーペの後継モデルとして、1976年に発売された初代6シリーズ。そのエレガントでスポーティーなデザインから「世界一美しいクーペ」と評された。2代目として復活したのは2003年。その後を継いだ3代目は、初代のデザインを受け継ぎつつも、現代的かつ都会的なテイストをしっかり織り込んでいる。思い通りに動かせるハンドリングはBMWが謳う「駆けぬける歓び」を感じさせるが、ラグジュアリークーペらしく乗り心地の硬さは緩和されている。スポーティさよりも快適さを重視した乗り心地は、プラットフォームを共有する現行5シリーズと相通じる。3リッター直列6気筒や4.4リッターV型8気筒の力強いエンジンに振り回されない快適さは価格だけのことはある。クーペやカブリオレの後部座席はやや狭いものの、スポーツカーだと思えば充分な広さ。もっと実用性を求めるなら、乗降性にも優れ、後部座席も広々たした空間を備えるグランクーペが用意される。

• 安全装備には作動条件や限界があります。機能を過信せず、安全運転を心がけましょう。