『お会式』とは、鎌倉時代に日蓮宗(日本の仏教の一派)を開いた創始者、日蓮聖人の命日に行われる法令のことをいいます。
このお会式では、その日蓮聖人に会うことができると言われ、全国各地にある日蓮宗寺院ではこの日、お会式が営まれます。
その中でもこの「本門寺」のお会式は、日蓮聖人の入寂の地(日蓮が亡くなった地)として最も盛大で、特に12日の夜に行われる「万灯練り行列」は、全国的にも有名です。
造花をつけた夜桜のように美しく揺れる万灯行列は、夜遅くまで続き、一晩中うちわ太鼓の音が鳴り響きます。
お会式は、あくまでも正式な仏教行事ですが、その信仰精神を珍重しつつ、みんなが楽しめるお祭りにアレンジしてしまうあたり、さすがお祭り好きの江戸っ子ならではですね!
毎年全国から40万人以上もの参拝者や観光客が押し寄せ、迫力の3日間となります。
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