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毎年の事ですが、短時間だから大丈夫だろうとエンジンを切り、鍵をかけた車内に子供やペットを残したままにして、痛ましい結果になってしまったケースが今年も既に続出しています。
炎天下では15分、日陰でも30分で危険な車内温度になると言われています。
短時間だからと日陰に停めたものの、気付いた時には直射日光が照りつけていたり、エンジン、エアコンがかかっているから大丈夫だと思っていたら、車がオーバーヒートによってエンジン、エアコンが止まっていた、などという事例も発生しています。
整備が行き届いていない車がオーバーヒートによってエンジンが止まってしまうといった事は気温が高い時期には沢山発生しています。
常に熱を発し続けるエンジンは、同時に常に冷却し続ける必要があり、オーバーヒートは稼働限界温度を超えてしまった状況です。
現代の車の大半が水冷エンジンを搭載しており、クーラント(冷却水)が循環してエンジンを冷やすしくみになっています。
クーラントが漏れているなど液量不足や、クーラント自体の劣化、循環しているクーラントを冷却するラジエターの故障、サーモスタットの故障、クーリングファンやウォーターポンプの故障、ホース類などの冷却経路の破損や劣化、など様々な原因でオーバーヒートは発生します。
定期点検や車検のタイミングで工場から指摘されたものの、費用を抑えようとして修理や交換を怠っていると、大変な事態に発展しないとも限りません。
そして、子供やペットを痛ましい事故から守るために、車内に置き去りにされているのを発見したら、躊躇せずにすぐに施設の職員や警察に通報しましょう。
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