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そんな中、経済産業省から、電気自動車やプラグインハイブリッド車、燃料電池自動車への買い替えをお考えの方には嬉しい発表がありました。
昨年11月26日に閣議決定された補正予算案によると、クリーンエネルギー自動車購入の際の補助金がこれまでよりも増額されています。
補助対象になるのは電気自動車、プラグインハイブリッド車、燃料電池自動車で、令和3年11月26日以降に新車新規登録された登録車、または、新車新規検査届出された軽自動車です。
※初度登録で自家用の車両に限る、国が実施する他の補助金と重複して申請はできない、などの諸条件がありますが地方公共団体による補助金制度とは重複して申請可能です
交付される補助金の上限額は軽自動車の電気自動車が40万円、軽自動車以外の電気自動車が60万円、プラグインハイブリッド車が40万円、燃料電池自動車が225万円ですが、車載コンセント(AC100V/1500W)から電力を取り出せる給電機能がある車両、または、外部給電器やV2H充放電設備(クルマから家に電力を供給できる設備)を経由して電力を取り出せる車両に関しては補助金が増額されています。
それぞれ上限額は、軽自動車の電気自動車が40万円→50万円、軽自動車以外の電気自動車が60万円→80万円、プラグインハイブリッド車が40万円→50万円、燃料電池自動車が225万円→250万円です。
※あくまでも上限額であり、グレードにより補助金額が異なります
『2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、環境性能に優れ、災害時にも非常用電源として活用可能な車両について、需要創出及び車両価格の低減を促すと同時に、車両普及と表裏一体にある充電・水素充填インフラの整備を全国各地で進めることを目的としています』との事で、『災害時に可能な範囲で給電活動等にご協力いただく可能性があります』という条件が付いてはいますが、クリーンエネルギー自動車の購入を検討されている方には、ガソリン価格や食料品などが軒並み値上がりしている中で、朗報と言えるのではないでしょうか。
補助金が増額される車両は上記の様に給電できる車両に限られており、具体的には以下の車両となります。
トヨタ プリウスPHV
RAV4 PHV
C +pod
日産 アリア
リーフ
ホンダ Honda e
マツダ MX-30(車台番号100176以降)
レクサス UX 300e
三菱 i-MiEV
ミニキャブ・ミーブ
アウトランダーPHEV
エクリプスクロスPHEV
※今後も車両の性能向上に伴い補助金額の増額や、新型車発売などで対象車種が増える可能性があります
輸入車に関しては今のところ対象になる車両がありません。
お国柄を反映してか、海外では有事の際にクルマから電力を取り出して数日間を耐え忍んだり、生活を立て直すなどといった発想は無い様です。
各社の日本法人は本国のメーカーに対して、災害の多い日本ならではの事情を取り入れた装備の要望をリクエストしてはいる様ですが、今のところ実現しておらず、給電機能に関しては日本車メーカーの車両の方が、一歩先を行っていると言えます。
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