首都高速道路株式会社の調査では、晴れの日と比較して、雨の日の事故件数は約5倍、深夜に関して言えば、晴れている日の約7倍も事故が発生しているそうです。
雨の日に多くなるのがスリップ事故です。濡れた路面ではタイヤのグリップ力が著しく低下。ブレーキが利き始めてから車が停止するまでの制動距離は、晴天時に比べて、およそ40%長くなるとも言われているのです。
さらに恐ろしいのは、「ハイドロプレーニング現象」。これは、タイヤと路面の間に水が入りこむことで、完全にタイヤが路面から浮いてしまうという現象です。一度ハイドロプレーニング現象が起きてしまうと、車をコントロールすることができません。
また、溝のすり減ったタイヤは、路面の水を十分に排水する能力が低くなるため、スリップやハイドロプレーニング現象がより起きやすくなってしまいます。タイヤ1本あたりハガキ1枚分ほどしか地面に接していないため、その小さな面積内でいかにタイヤ性能を発揮できるかが運転を左右します。雨の日はいつも以上に速度を落として走行するのはもちろん大切ですが、日ごろから雨に備えて、愛車のタイヤの溝が十分残っているか確認しておくことも大事です。
皆様くれぐれもお気をつけて!!!
コメントを書く