下の画像、見たことありますか?
これは、とある車両の内です。
車を普段から乗っていらっしゃる方でも、殆ど目にすることのない部分ではないでしょうか。
茶色のとしたもの、何か分かりますか?
です。
を交換しておらず、が固まっているものです。
そもそもって?という方もいらっしゃると思いますので、簡単にご説明いたします。
大きくは潤滑・密封・冷却・洗浄・防錆の5つの役割があります。
-潤滑-
内部ではや、などといった1分間に数百~数千回転の高速運動する部品があります。
その際に生じる金属同士の磨耗や焼き付きなどを軽減するため、で潤滑します。
-密封-
とは完全に密着しているのではなくて、わずかな隙間があることにより運動を可能にしています。
はこの隙間に入り込み気密性を保持します。
-冷却-
各部は燃焼や摩擦によって、高温状態になります。
そしてこれらの状態を冷却する役割も担っています。
-洗浄-
は燃焼や回転運動によって、さまざまな汚れが発生します。
この汚れは、性能の低下、寿命の低下へと影響してきます。
はこれらの汚れが特定の場所に溜まらないように自ら汚れを吸着し、洗浄分散します。
-防錆-
内は燃焼の熱により高温な状態になり、この為、外部との温度差などで水分が発生しやすくなります。
これが錆の発生の原因と繋がります。この錆も汚れ同様に性能低下、寿命低下大きな原因の一つです。
はこれらの錆の発生を予防ともなっています。
使用するにつれてすす・酸化物、熱などにより、汚れ、更には劣化していきます。
また使用していなくても空気に触れることによって酸化し劣化します。
の5つの役割の効果が低下し、本来の性能が発揮出来なくなります。
車にとっては重要な部分で、人間に例えると心臓です。
心臓は血液がないと機能しませんが、もが無いと全く機能いたしません。
このの交換を怠ると自体が損傷してしまいます。
その状態が添付画像というわけです。
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