ブルー系 オリジン（トヨタ）ベースグレード GF-JCG17(1007912) の画像

トヨタが市販した乗用車の中でも、特に個性的な車種がオリジンだ。外観はクラシックな雰囲気だが、発売されたのは2000年で、トヨタの国内自動車生産累計1億台達成の記念事業として開発された。外観は、初代クラウンをモチーフにしている。そのためにボディに丸みがあり、ドアは観音開きだ。ヘッドランプは丸型で、テールランプは縦長にデザインされている。ボディサイドまで回り込むリヤウインドーも、初代クラウンを連想させる。センチュリーの生産ラインで選ばれたクラフトマンの「匠の技」で仕上げられ、パネル間の隙間も詰めた。外板の塗装は漆塗りと同様、塗装の表面を研磨して、平滑にすることで深みを与えるセンチュリーと同水準の塗装品質を実現。プラットフォームはプログレをベースにしており、ホイールベースも2,780mmで等しい。エンジンは直列6気筒の3.0Lを搭載した。インパネなどの内装もプログレがベースだが、本革シート生地はオリジン専用になる。随所に本木目を使うことで、外観と同様に高級感を強めた。価格は700万円だが、それに見合う価値を備える。

• 安全装備には作動条件や限界があります。機能を過信せず、安全運転を心がけましょう。