ブラック系 ＭＩＲＡＩ（トヨタ）ベースグレード ZBA-JPD10(10118453) の画像

トヨタ ミライは、事実上世界初の市販燃料電池車である。水素を燃料に酸素と反応させて電気を発生し、モーターを駆動して走る電気自動車だ。水素を燃料とするので、走るときに発生するのが水だけで、究極の環境性能車とされるのが燃料電池車である。電池や水素タンクを搭載するためパッケージング上の制約があり、大柄なボディながら乗車定員は4名にとどまっている。また後席には一定の広さがあるものの、足元スペースはやや窮屈な印象もある。走りは正に電気自動車のもので、静かでスムーズに走り出し、段差のない滑らかな加速を実現する。並のガソリン車を上回る走りの性能を持ち、乗り心地も悪くない。トヨタは高圧水素タンクを自社製としているほか、燃料電池スタックも自社で生産しているため、生産能力にも一定の制約があり、販売台数はごく限定的なものとされている。また水素ステーションもなかなか設置が進まないので実情で、燃料電池車の普及にはいろいろな課題が横たわっている。

• 安全装備には作動条件や限界があります。機能を過信せず、安全運転を心がけましょう。