マークＸジオ（トヨタ）エアリアル DBA-ANA10(10053921) の画像

トヨタ マークXジオは、かつてラインナップされていたミニバンとステーションワゴンの中間的な性格を持つ独特のコンセプトで作られたクルマだった。東京モーターショーに出品したFSCと呼ぶコンセプトカーが一定の評価を得たことから2007年9月に市販車として発売されたものだ。販売戦略上、トヨペット店の主力モデルであるマークXの名前を冠しているものの、マークXジオのプラットホームはカムリ系のFF用で、メカニズム上はマークXとは共通点はない。インテリアは、4＋フリーという独特のコンセプトは画期的で、独立した4席をベースに、セダンとしても、ワゴンとしても、ミニバンとしても使えるようなクルマとされていた。ただ、そのことが逆にコンセプトのあいまいさにもつながり、販売は奮わなかった。改良を重ねながら2013年まで販売されて絶版になった。搭載されるパワートレーンは、直列4気筒2.4L＋CVTとV型6気筒3.5L＋6速ATの2種類で、4気筒エンジンの搭載車にはフルタイム4WDの設定もあった。

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