ホワイト系 ガイア（トヨタ）ガイア TA-ACM15G(1011342) の画像

1990年代になると、各メーカーともミニバンを積極的に発売した。トヨタは複数の車種を用意したが、1996年に発売された初代イプサムが好調に売れた。今のミニバンでは背の高いスライドドアを備えた車種が人気だが、1996年頃は背の低いワゴン風のモデルも注目されていた。当時はセダンやハッチバックからミニバンに乗り替えるユーザーが多く、ミニバンの顧客層も今より幅が広かったためだ。そしてイプサムのヒットを受けて、1998年に発売されたのがトヨタ ガイアだ。イプサムをベースに開発され、ホイールベース、5ナンバーサイズに収まる全幅、全高などはほぼ同じになる。しかし、ガイアは質感を高めた。外観にはメッキグリルと個性的な4灯式ヘッドランプなどが備わり、内装は滑らかな一体感のある形状で、木目調パネルやファブリックのシート生地などを使っている。エンジンはイプサムと同タイプとなる直列4気筒2Lに加えて、2.2Lのディーゼルも用意した。5ナンバー車でも質感に気を使い、ボディカラーも深みのあるグリーンやブルーを含めて6色を用意した。

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