ファンカーゴ（トヨタ）Ｘリヤリビングバージョン CBA-NCP25(10017474) の画像

トヨタ ファンカーゴは、初代ヴィッツのプラットフォームを使ったコンパクトカーで1999年に発売された。一番の特徴は車内の広さだ。全高は1,680mmに達して、ホイールベースは、ヴィッツに比べて130mm長い2,500mmとしたため、空間効率が優れていた。後席のドアは横開き式だが、外観はミニバンのように見える。車内の造りにも工夫を凝らし、後席は床面へ落とし込むように小さく畳めるリトラクタブルリヤシートとなる。そのために車内の後部をボックス状のフラットな空間に変更できた。床を低めに抑えたから荷室高に余裕があり、コンパクトカーでありながら自転車などの積載も可能にしていた。前後席ともにドアの開口部が広く、着座位置も適度だから乗り降りがしやすい（前席のヒップポイント地上高は630mm）。外観は丸みのあるオシャレな形状で、全長が3860mm、全幅は1660mm、最小回転半径は5.1mに収まるために混雑した街中でも取りまわし性が優れていた。エンジンは直列4気筒の1.3Lと1.5Lで、1.3Lモデルの10・15モード燃費は17.2km/L。実用性と併せて燃費性能が優れていることも特徴で、人気を高めた。

• 安全装備には作動条件や限界があります。機能を過信せず、安全運転を心がけましょう。