セルボ（スズキ）Ｔ CBA-HG21S(10037002) の画像

スズキ セルボは、1970年代にルーツを持つスペシャリティーカー感覚の軽自動車である。1977年に当時のフロントクーペをベースにした初代モデルが発売された後、多少の変遷を遂げながら1998年の軽自動車規格改正時まで4代のモデルを重ねた歴史を持つ。8年ほどのブランクの後、2006年11月に発売された5代目セルボは、改めてスペシャリティーカー的な性格を強めたモデルとして開発された。流麗なルーフラインを持つ外観デザインは、軽自動車規格の制約を受けながらもボディサイドに明快なキャラクターラインを持つ躍動感のあるものだ。上級グレードにはブルートゥースを使った携帯電話のハンズフリーシステムを標準装備するなど、装備面でもおごられていた。搭載エンジンは660ccの自然吸気DOHCとDOHC＋インタークーラー付きターボの2機種で、ターボ仕様エンジンは後に追加されたSRでは、直噴ターボ仕様エンジン＋CVTという組み合わせが採用された。パワーは自主規制の上限である64psに達しているため変更はないが、トルク特性に優れたエンジンで23.0km/Lの燃費を達成していた。

• 安全装備には作動条件や限界があります。機能を過信せず、安全運転を心がけましょう。