Ｃ６（シトロエン）シルバースタイルエディション ABA-X6XFV(10045641) の画像

C6はシトロエンの最上級モデルだ。日本国内では、2006年に発売されて今では販売を終えている。ボディサイズは全長が4,910mm、全幅は1,860mmで、シトロエンの中ではきわめて大きい。外観は5ドアハッチバックのように見えるが、実際には4ドアセダンで、小さなトランクフードが開閉する。後席の背もたれはワゴンのように60：40の割合で前方に倒すことが可能だ。長い荷物も積みやすく、最上級のセダンでありながら実用性も高めていた。最上級セダンだから当然ともいえるが、居住性が前後席ともに快適だ。ホイールベースは2,900mmと長く、後席の足元空間も広い。ただし1955年に発売された初代シトロエンDSの、全長は4,800mmなのにホイールベースは3125mmもあった。今日のシトロエンと比較すると、初代DSの独創性に改めて驚く。日本仕様のエンジンは、V型6気筒の3.0Lで、十分な動力性能を備えた。そして最も注目されるのは、シトロエンならではのハイドラクティブIIIプラスのサスペンション。窒素ガスと油圧を使うことで、路面のウネリを乗り越えた時でもボディがほぼ水平に保たれて高い快適性を保った。

• 安全装備には作動条件や限界があります。機能を過信せず、安全運転を心がけましょう。