４Ｃ（アルファロメオ）ベースグレード ABA-96018(10100825) の画像

アルファロメオ4Cは、 アルファロメオとして初のミッドシップ方式を採用するスポーツカーだ。車名の4Cは、4シリンダー(4気筒エンジン)に由来するという。特筆されるのは、カーボンモノコック製のボディを採用したこと。日本での発売前には、モノコックだけの単体重量ならわずか65kg、ボディの乾燥重量も900kgを切る軽さと発表されていた。2014年5月から日本で市販された仕様でも1060kgと軽量だ。ミッドシップクーペのスポーツカーデザインで、低全高のボディであることに加え、カーボンをむき出しにした幅広のサイドシルがあるため、乗り降りするのも大変なクルマである。それ以上に大変なのは、各種のパワー機構を備えていないプリミティブなクルマであること。サーボ(倍力装置)のないブレーキは踏んだ分だけしか効かず、アシストのないステアリングは相当に重い。エンジンは、直列4気筒1.8Lの直噴ターボ仕様で、4C専用のチューニングが施され177kW/350N・mのパワー＆トルクを発生する。これに変速時間を短く設定したデュアルクラッチのアルファTCTが組み合わされる。

• 安全装備には作動条件や限界があります。機能を過信せず、安全運転を心がけましょう。