車の廃車・売却に必要なリサイクル券とは

車のリサイクル券とは

車のリサイクル券とは? 必要となるケースと紛失した時の対処法

更新日:2024/03/26

車のリサイクル券とは、車のリサイクル時にかかる「リサイクル料金」の納付を証明する書類で、廃車や車の売却時に必要です。このページでは、売却時にリサイクル料金の払い戻しはあるのか、またリサイクル券を紛失した場合の対処法を解説します。

車のリサイクル券とは

リサイクル券

リサイクル券とは、自動車リサイクル法(2005年1月施行)で定められた「リサイクル料金」の納付を証明する書類です。
リサイクル料金とは、車のリサイクルのために使われる費用で、家庭で使われる自動車はほぼ全てリサイクル料金の納付が必要です。

リサイクルを行うのは廃車後ですが、リサイクル料金は車の購入時に支払います。
なお自動車リサイクル法が施行される2005年1月より前に車を購入している場合は、その後の車検時にリサイクル料金を支払っています。その場合は、手元にリサイクル券があるはずです。

リサイクル券は廃車や車の売却時に必要

リサイクルの流れ

廃車を含め、車を手放す時には「リサイクル料金を支払った証明」であるリサイクル券が必要です。
途中で車を売買した場合はリサイクル券も一緒に取引されるため、最終的にリサイクル料金を負担するのは「車の最終所有者(=廃車にする時の所有者)」であるのが一般的です。

例えばAさんが中古車販売店に車を売却する場合、Aさんは車とともにリサイクル券を売却先に渡し、購入時に支払ったリサイクル料金を受け取ります。Bさんが中古車販売店から車を買う時には、Bさんは車両代とともにリサイクル料金を中古車販売店に支払い、車両とリサイクル券を受け取るという仕組みです。

リサイクル券には名義がないため、車の名義変更のような面倒な手続きはありません。しかしリサイクル券の番号は車台番号と1台ずつ紐づいているため、車を売買する時にはリサイクル券もセットで取引する必要があります。

リサイクル料金の目安と内訳

車のリサイクル料金は、車種に合わせて「シュレッダーダスト」「エアバッグ類」 などの処理・リサイクルにかかる費用が計算されており、それに自動車リサイクル促進センターのシステム運用費を加えた金額が上乗せされています。具体的な金額は車種ごとに各自動車メーカーや輸入業者が設定していますが、目安は以下の通りです。

  • 普通自動車…10,000円~18,000円
  • 軽自動車/小型自動車…6,000円~16,000円

愛車の具体的なリサイクル料金を知りたい場合は自動車リサイクルシステムの「リサイクル料金検索」ページより確認できます。確認には車検証が必要です。

リサイクル券を紛失した場合の対処法

リサイクルの流れ

リサイクル券を紛失してしまうと、再発行はできません。
ただし自動車リサイクルシステムの「リサイクル料金検索」ページを使って「自動車リサイクル料金の預託状況」を印刷すれば、リサイクル券に代わる書類として使うことができます。

売却時や廃車の際にリサイクル券が見つからない場合は、車検証を用意して「リサイクル料金検索」ページから愛車のリサイクル料金予約状況を印刷しておきましょう。

「自動車リサイクル券の預託状況」ページの印刷方法

預託状況のページは、以下の手順で印刷ができます。

  1. 自動車リサイクルシステムのサイトを開き、「リサイクル料金検索」(濃いオレンジ色のボタン)をクリック
  2. 車検証を見ながら車両情報を入力
  3. 「照会結果」ページ右下に出ている「料金表示」ボタンをクリック
  4. 表示されているページを印刷

ここまで紹介したように、リサイクル券は廃車や車の売却時に必要な書類です。リサイクル料金は車の購入時に支払いますが、車を売却する際にはリサイクル料金を受け取ることができます。

ガリバーでは買取額にリサイクル料金を反映させることはもちろん、既に払った自動車税や重量税、自賠責保険の未経過分も買取価格に上乗せしています。また、年式の古い車なども積極的に買い取っています。「廃車にしようか迷っているけど買い取れる?」などのご相談も承りますので、売却や廃車を悩んでいる場合はガリバーの無料査定をご利用ください。