Mercedes Benz GLKのカタログ | LIBERALA

Catalog

SUV Mercedes Benz GLK

Mercedes Benz GLK メルセデス・ベンツが販売するSUVラインナップの中で、GLAクラスに次いで小さいGLKクラス。
世界中に広がるSUVのダウンサイジング・トレンドに対する、メルセデス・ベンツの答えだと捉えるべき一台だろう。

【概要】

Gクラスと並びメルセデスSUVの最高峰であるGLクラスの名前に、ドイツ語で短いを示す「Kurz」のKを付けて命名されている。2008年にデビューを果たした後、2012年にはマイナーチェンジを実施。2015年以降は、GLCクラスと名称が変更されるという。

「Kurz」(短い)と名付けられたGLKクラスのサイズは初代のスタンダードなモデルで全長4550mm×全幅1840mm×全高1670mm。Cクラスのシャシーをベースに開発され、そこに4WDシステムを搭載するという設計の都合上、右ハンドルモデルが設定されていないのも特徴の一つである。

GLAクラスが発売されるまではSUVラインナップで最も小さく、エントリーモデルであったGLKクラス。新車価格は約600万円程度からで、現状は1グレード設定である。オプションでAMGスポーツパッケージとAMGエクスクルーシブパッケージが用意されている。

【試乗フィール】

最近のSUVは曲線的で流麗なラインのものが多いが、GLKクラスは、その兄貴分たるGLクラスのデザインを受け継いだ、どちらかというと武骨なテイストを備えている。2012年のフェイスリフトによってヘッドライトとフロントバンパーのラインが幾分流線的になったものの、依然としてSUVらしい力強さや存在感は健在。

インテリアも、エクステリアと同様に直線的な印象が強いデザイン。メルセデス・ベンツらしい質感を備えつつも、基本的にはシンプルで機能的。メーターパネルやHDDナビはやや高めに配置されているため見やすく、またエアコンなども操作しやすい位置に置かれている。

運転席に座ってみると、沈み込むような柔らかさというよりは、適度な硬さとサポート感のある座り心地。アクセルを踏み込んでみると、走り出しは非常にスムーズ。車両重量が重いために「跳ねるような加速」とは言えないが、3リッターV6エンジンの充分なパワーで伸びるような走りを味わうことができた。

高速域でも安定感のある走りは、流石はメルセデス・ベンツ。Cクラスと比較しても遜色のない走りを見せてくれる。他方でSUVに相応しい手ごたえのあるステアリングフィールも備えており、しっかりとした、味のあるドライブを楽しめる。

コンパクトサイズのGLKクラスでも駆動方式は四輪駆動のみにしている辺りに、オンロード専用のSUVにしたくないという意思が垣間見える。それは駆動力を最適に分配する4ESP(4エレクトロニック・スタビリティ・プログラム)や、ヒルスタートアシストなどを搭載しているところからも感じられる。

もちろんオフロード性能だけでなく、ドライバーの快適な運転をサポートし事故を防ぐための、メルセデス・ベンツ自慢の最新技術も搭載されている。

●レーダーセーフティーパッケージ
●360°カメラシステム
●アクティブパーキングアシスト
●パークトロニック
●クルーズコントロール&可変スピードリミッター
●アダプティブハイビームアシスト
●アテンションアシスト

Model

初代(2008年~)

2008年に発表、発売された初代GLKクラス。海外では複数のグレードが用意されているが、日本では現在、1グレード設定である。
2012年のマイナーチェンジを経た現在、エンジンは3.5リッターV6エンジンのみ。アイドリングストップも整備されており、燃費性能が高いのも特徴である。

同一カテゴリのおクルマはこちら

Book この車種が気になる方へ。ブックディレクターがオススメする書籍はこちら。

焚き火大全
火と人間の歴史に始まり、技術、道具、歴史、料理方法、さらには文芸や絵画、俳句に至るまで、焚き火のすべてが集約されたユニークな1冊。この本を読んで次のキャンプに行けば一目置かれる存在になることは間違いないでしょう。

人生一度は行ってみたい絶景道
表紙のどこまでも直線が続くアメリカ、モニュメントバレーへと続く道や、熊本のラピュタロードなど、世界中の厳選された美しい道を集めた写真集。見ているだけで運転を楽しんでいる自分に気づきます。

遊歩大全
1974年に出版されて以来、バックパッカー、アウトドア・ウォーカーのバイブルとして語り継がれる名著。単に歩くだけではなく、大自然を感じ、生きる歓びを語りかける著者コリン・フレッチャーの精神は、今も、そしてこれからも決して古びることはないでしょう。