【概要】
そのデビューは1972年。1960年代から70年代にかけて数多くのバリエーションが作られた安全実験車ESFの成果を全面的に反映しており、「世界一安全な自動車」といわれたほどである。メルセデス・ベンツの徹底した安全対策は、ここから始まったといっても過言ではない。その後も5回のモデルチェンジを経験しており、軽量化や空力設計、安全性能などその時々の最新の技術で作り上げられている。
Fセグメントに属する大型高級乗用車であり、そのサイズは現行6代目のベーシックなセダンで全長5120mm×全幅1900mm×全高1495mm。ロングモデルだと、更に全長が100mmも拡大し、室内の居住性も一層高くなる。
新車価格はセダンで1000万円程度、クーペは1700万円程度から。フラッグシップモデルだけあって大排気量のエンジンも用意されており、2000万円を超えるグレードも存在する。また走行性能を強化したAMGモデルも設定されている。