Mercedes Benz S Classのカタログ | LIBERALA

Catalog

Luxury Sedan Mercedes Benz S Class

Mercedes Benz S Class メルセデス・ベンツのフラッグシップモデル、Sクラス。メルセデス・ベンツブランドで販売されている自動車の最高峰であり、
日本においては高級車の代名詞ともなっている一台である。セダンに加えて、CLクラスからSクラスに再統合されたSクラスクーペも用意されている。

【概要】

そのデビューは1972年。1960年代から70年代にかけて数多くのバリエーションが作られた安全実験車ESFの成果を全面的に反映しており、「世界一安全な自動車」といわれたほどである。メルセデス・ベンツの徹底した安全対策は、ここから始まったといっても過言ではない。その後も5回のモデルチェンジを経験しており、軽量化や空力設計、安全性能などその時々の最新の技術で作り上げられている。

Fセグメントに属する大型高級乗用車であり、そのサイズは現行6代目のベーシックなセダンで全長5120mm×全幅1900mm×全高1495mm。ロングモデルだと、更に全長が100mmも拡大し、室内の居住性も一層高くなる。

新車価格はセダンで1000万円程度、クーペは1700万円程度から。フラッグシップモデルだけあって大排気量のエンジンも用意されており、2000万円を超えるグレードも存在する。また走行性能を強化したAMGモデルも設定されている。

【試乗フィール】

日本においては、すっかり高級車の代名詞となっているSクラス。現6代目も、そのラグジュアリー感には事欠かない。5メートルを超えるその体躯は柔らかなラインを描いており、高級感の中にも先進的で現代的な雰囲気を称えている。

インテリアの高級感も、さすがはフラッグシップモデルだ。滑らかで肌触りがいいレザー、質の高いウッドパーツやメタルパーツといったトップクオリティの素材を使っているだけではない。イタリア北部のコモにあるメルセデスのスタジオでデザインされたインテリアのテーマは「エッセンス・オブ・ラグジュアリー」。従来の質の高さや機能性に加えて、鑑賞に堪えうる美しさを追求している。

運転席に座っても、その優雅な感覚は続く。その乗り心地は、メルセデス・ベンツ自身が「魔法」と称するだけある。まず驚いたのは、その静粛性。高速で走る時にはつきものの風切り音すら抑えられている。これは、ウインドーシールやドアハンドル、Aピラー、ドアミラーの形状に工夫がされているからだという。他にもフロアには減衰シートが、後輪アーチには衝撃吸収材のライナーが設置されているという。

そしてそのフラットで安定した乗り心地だ。凸凹した路面では避けがたい、下からの突き上げ感が見事に吸収されている。どこまでも真っ直ぐな道を走っているかのようなその感覚は、ステレオカメラで前方の凹凸を検知し、四輪の油圧と減衰力が調整するという仕組みの賜物だという。

しかしそのラグジュアリー感もさることながら、搭載している数々の最新技術も目をひく。世界初だというホットストーン式のマッサージも可能なマッサージ機能、アームレストにまで設定されたヒーターなど、快適さを提供するためにも数々の技術が投入されている。更に、ドライバーに快適で負担の少ないドライブを提供することが安全にも繋がるというコンセプトから開発されたインテリジェントドライブも、以下のような最新の技術を搭載している。

●レーダーセーフティーパッケージ
●マジックボディコントロール
●ヘッドアイディスプレイ
●LEDインテリジェントライトシステム
●ナイトビューアシストプラス
●クロスウィンドアシスト
●360°カメラシステム
●アクティブパーキングアシスト

Model

6代目(2013年~) 現行モデル

2013年に発表、発売された6代目Sクラス。基本的な設計を5代目から引き継ぎつつ、ボディに使われるアルミの適用範囲を拡大している。また世界で初めてライトを全てLEDにしており、白熱電球を一切使用していないという特徴を持つ。派生モデルとしてSクラスクーペがラインナップに加わったのも、この6代目から。ハイブリッド車が販売されており、モーターとエンジンを組み合わせたS300系、400系、550にも加え、4.7リッターV8ツインターボ搭載のS550系、6リッターV12ツインターボ搭載のS600系がラインナップに名を連ねている。また上級モデルとしてAMGやマイバッハも展開されている。

5代目(2005年~2013年)

2005年にフランクフルトモーターショーで発表され、同年発売された5代目Sクラス。クーペに似たルーフラインや大きく張り出したホイールアーチなどデザインにも大きな変更が加えられ、高級志向の中にもモダンなテイストを取り入れている。また後に様々なモデルに展開されるCOMMANDシステムを装備したのも5代目Sクラスから。
この5代目よりハイブリッド車が導入されており、ガソリンエンジン搭載のS350系、550系、600系に加えて、Sクラスハイブリッドという名のハイブリッドグレードも用意されていた。

4代目(1998年~2005年)

1998年に発表、発売された4代目Sクラス。3代目と比べ、大幅な軽量化とダウンサイジングに踏み切ったのが4代目である。従来のSクラスのイメージとは異なるスタイリッシュなフォルムで新しいファンを獲得した。
2002年にマイナーチェンジをしており、それを区切りに前期型、後期型と分けられる。前期型は3.2リッターV6エンジンから5.8リッターV12エンジンまで、後期型は3.7リッターV6エンジンから5.5リッターV12ツインターボ付きエンジンまで用意されており、一部グレードでは四輪駆動を採用していた。

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