Audi A8のカタログ | LIBERALA

Catalog

Luxury Sedan Audi A8

Audi A8 アウディのフラッグシップモデル、つまりアウディの「顔」ともいえるA8。ヨーロッパでいうところのFセグメント、アメリカではラージクラスと呼ばれる、アウディで最も大きいセダンである。

Audi A8

【概要】

そのデビューは1994年。1988年に登場したアウディV8モデルの後継として誕生した。日本では、翌1995年に発売されている。

アート・オブ・プログレス(革新の美学)をキーワードに、数々の技術を注ぎ込んで作り上げられている。中でも最大の特徴は、アウディスペースフレームというコンセプトの下で、軽量で高剛性のアルミボディをベースとしている点にある。

またフラッグシップモデルらしく、ファーストクラスを思わせる数多くの豪華な装備も特筆に値する。事故を防ぐための安全性能や、快適な電動フロントシート、LEDインテリアアンビエンスライトなど、技術と高級感が高いレベルで融合している。

新車価格が約1100万円からのA8の他、走行性能を高めたハイパフォーマンスモデルS8も展開しており、こちらは新車で約1800万円程度から。

Audi A8

【試乗フィール】

メルセデス・ベンツのSクラスやBMWの7シリーズ、そしてアウディのA8。フラッグシップモデルはまさしくブランドの「顔」であり、高級で高性能な中にも、各社の個性が現れる。アウディA8の場合は、アウディの顔らしく「高品質な作り」と「最新の技術」が光る一台である。

エクステリア、インテリアともに、しっとりとした質感を備えている。ボディの滑らかな曲線と素材感は、堂々としていながらも厭らしさを一切感じさせない。ダッシュボード周りは丹念に作り込まれており、高級感がありながらも、視認性も高く実用性も備えている。シートの革素材、クロームやウッドのパーツ使いもセンスの良さを感じさせる。

そしてもう一つのアウディらしさである「最新の技術」は、アクセルを踏んだ瞬間から感じられる。大きな車体からは想像できないほどの軽やかなスタート。そして伸びるような加速感。ハンドリングも正確で、クワトロシステムも手伝って悪路にも強い。

Audi A8

この優れた走りは、エンジンによるところも大きいが、実は車体が軽量化された影響も大きい。高速域でも走りが安定し、加速性能も向上、更には燃費性能も向上と良いことづくめである。高速クルージングからワインディングでのスポーツ走行まで、それぞれのシチュエーションに合わせたセッティングがなされていて、最適な走りを楽しめた。

最新の技術は、走行性能以外にも如何なく発揮されている。以下に代表される装備が数多く用意されており、安全で快適な運転のために細部までこだわって作られている。

●マトリクスLEDヘッドライト
●MMI(マルチメディアインターフェース)
●オートマティックトランクリッド
●サラウンドビューカメラ

Model

Audi A8

3代目(2010年~) 現行モデル

5代目3シリーズは、セダンに加え、ツーリングワゴン、クーペ、クーペカブリオレが展開されている。パワーや走りといった3シリーズの魅力は現行モデルと変わらないが、後部座席はやや狭い。また信頼性評価のスコアが低いほか、前期型は安全性能評価も低い。(※ただし安全性評価は後期に改善されている。)

Audi A8

2代目(2002年~2010年)

5代目3シリーズは、セダンに加え、ツーリングワゴン、クーペ、クーペカブリオレが展開されている。パワーや走りといった3シリーズの魅力は現行モデルと変わらないが、後部座席はやや狭い。また信頼性評価のスコアが低いほか、前期型は安全性能評価も低い。(※ただし安全性評価は後期に改善されている。)

Audi A8

S8

後述の3代目同様、セダン、ツーリング、クーペ、コンパクトの展開。コンパクトは、全高や全幅は他のタイプと大きく違わないものの、全長が短いのが特徴だ。1シリーズが発売されるため、コンパクトはこの4代目を以て生産を終了している。また車高が低く、専用のサスペンションを装備しているMモデルが発売されたのも、この4代目のとき。

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