【概要】
1シリーズのデビューは2004年のパリサロン。その背景に、拡大するCセグメント市場を本格的に攻略しようという狙いがあったといわれている。通常、Cセグメントの車は実用性を重視しFFレイアウトが採用するが、BMWは走行性能を優先しFRレイアウトを採用している。またBMWのお家芸ともいえる直列6気筒エンジン搭載グレードも用意するなど、エントリーモデルといえども走行性能にこだわる辺りはBMWというブランドを象徴している。
その車体には、3シリーズの短縮版プラットフォームを使用。そのボディサイズは、現行の2代目118iで全長4340㎜×全幅1765㎜×全高1430㎜。サイズは初代より拡大しているが、コンパクトで扱いやすく、BMWのエントリーモデルとしてはぴったりのサイズ感である。
海外では5ドアハッチバックも販売されているが、日本では現在、3ドアハッチバックのみ。駆動方式もFRのみだが、エンジンやスタイルでグレードが数多く用意されており、新車価格は300万円程度から。