【概要】
アウディの主力であるA4。その前身は、1972年から発売されていた5人乗り4ドアリムジーネのアウディ80にまで遡る。2ドアセダン、5ドアステーションワゴンのラインナップも揃える、アウディの主力モデルであったアウディ80。発売した1972年にはカー・オブ・ザ・イヤーを獲得、その後90年代後半まで販売され、その間に3回のモデルチェンジを経た歴史あるモデルであった。
その後継ともいえるA4が発表されたのは、1994年。日本での発売は翌1995年である。A4となってからも4回のモデルチェンジを経て、現在は5代目。現在の新車のラインナップは、ベーシックな4ドアセダンと5ドアワゴン。過去には、2ドアのクーペが販売されている時期もあった。
現行モデルである5代目のサイズは、ベーシックなA4で全長4726mm×全幅1842mm×全高1427mm。モデルチェンジを重ねるごとに少しずつサイズが大きくなっており、この5代目も先代と比べて25mm長く、16mmワイドになっている。それでいて、ボディだけで最大15kgも軽量化を実現。搭載エンジンによっては最大で120kgも軽くなっている。
アウディならではの洗練されたデザインの美しさは、5代目になっても健在。2016年にモデルチェンジしたばかりの最新技術、日本の狭い道路事情でも扱いやすいサイズ感も手伝って、日本でも高い人気を誇る。新車価格にして400万円台後半からのA4やA4アバント、アウディ自慢のフルタイム4WD「クワトロ」を搭載したA4オールロードクワトロに加えて、走行性能を強化したS4やS4アバントも販売されておりこちらは約800万円程度から。