Mercedes Benz E Classのカタログ | LIBERALA

Catalog

Middle Sedan Mercedes Benz E Class

Mercedes Benz E Class メルセデス・ベンツの中核モデルであり、セダン、ステーションワゴン、2ドアクーペ、カブリオレと幅広いラインナップを持つEクラス。
発売当初は「ミディアムクラス」の名称で発売されていたが、後にEクラスと改名された。

【概要】

メルセデス・ベンツブランドを支える中核モデルのEクラス。それまで「コンパクトシリーズ」とよばれてきたW123の後継モデルという位置付けで、1985年にデビュー。しかしエンジンが4気筒である他はすべて新設計であり、それまでのW123とは技術的にはまったく異なる完全な新系列車であった。

1985年に発売されて以来、4度のモデルチェンジを繰り返し現在は5代目。発売から30年以上の時を経て、今なお世界中で幅広い人気を集めている。日本での人気も根強く、メルセデス・ベンツラインナップの中での販売台数はトップを争う。

日本での人気を競い合うCクラスよりも一回り大きく、そのサイズは現行の5代目Eクラスセダンで全長4,930mm×全幅1,850mm×全高1455mm。Eセグメントに当たり、アメリカでいうところのミッドサイズラグジュアリーカーと呼ばれるサイズである。先代と比べると僅かに長くなっている程度で、ほとんどサイズに変化はない。

現在の新車価格設定はセダンとクーペが600万円台後半から、ステーションワゴンやカブリオレだと700万円程度からの展開となっている。グレードの幅も広く、プラグインハイブリッドやクリーンディーゼルエンジンも用意するなど、多様なニーズに応えてくれるモデルである。また走行性能を更に強化した、AMGモデルも設定されている。

【試乗フィール】

日本でも人気のモデル、しかもメルセデス・ベンツが誇る高い安全性能など最新の技術がふんだんに搭載されるとして、発売前から「未来型Eクラス」として大きな注目を集めていた5代目Eクラス。クリーンディーゼルに加えプラグインハイブリッドモデルも用意されるなど、中核モデルに相応しいラインナップになっている。

そのエクステリアは、先行してSクラスやCクラスに取り入れられているスタイルを踏襲しており、長いフロントボンネットや丸みを帯びたルーフライン、そしてグリルに大きく輝く「スリー・ポインテッド・スター」がセクシーかつアグレッシブで、そして押しも押されもせぬ豪華さを感じさせる。

車内に目を向けると、まず視界に入るのがインテリアにはセグメント初となる2つの高精細12.3インチワイドディスプレイ。それだけで、どこか先進的な雰囲気を感じさせる。内装色によってもテイストは変わるが、「未来のコックピット」といった印象すら受ける。それでいてメルセデス・ベンツのクルマなので、もちろんラグジュアリーな雰囲気も備えている。一つ一つのパーツ、シートのレザーの質感が高級感を醸し出している。

今回のモデルチェンジではボディサイズはさほど拡大していないが、そもそもEクラスはかなり余裕がある。特に横はゆったりとしているので、大人がゆっくりとくつろぐ快適空間が用意されている。レザーのシートは腰にフィットするモダンで機能的な作り。最初に座った時は何も感じないが、長時間ドライブをするとその疲れにくさに気付かされる。

もともと用意されていたパワーユニットは、2リッター直列4気筒ガソリンエンジン、3.5リッターV6ガソリンターボエンジン、新開発の2リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジンの3種類だった。その後、2リッターの直列4気筒ガソリンエンジンに電気モーターを組み合わせたプラグインハイブリッドモデルも追加された。

走らせてみると、どのグレードに乗ってもノイズが少なく、メルセデス・ベンツらしい快適さを備えている。またそれなりの大きさがあるEクラスとは思えないほど軽やかなドライブフィールに驚く。古き良き、重たいハンドリングを好む人にはやや寂しいかもしれないが、運転している時の疲れを考えるとこの軽やかさは嬉しい。

そして最後に、メルセデス・ベンツのお家芸ともいえる、充実した安全性能は一見に値する。特に今回のEクラスは「これでもか」というほどの安全性能が標準装備になっている。中でも注目なのが、今回初めて搭載された全運転支援システム「ドライブパイロット」。一定の条件を満たすと、自動で安全を確認し車線を変更してくれる機能だ。他にも歩行者などとの衝突回避を支援する「緊急回避補助システム」や異常を感知した際に車線を維持しながらクルマを自動で停止させる「アクティブエマージェンシーストップアシスト」など、様々な機能が用意されている。

Model

5代目(2016年~)

2016年にデトロイトモーターショーでお披露目、同年7月に日本でセダンが発売された。その後は11月にステーションワゴン、翌2017年に5月にはクーペがモデルチェンジを果たした。通常のガソリン車に加え、クリーンディーゼルモデル、プラグインハイブリッドモデルが用意されている。
AMGも含め豊富な選択肢が用意されている。特に5代目の注目ポイントは、大きく進歩した運転アシスト機能。安全確認までした上で車線変更をしてくれるなど、周囲の状況を捉えた上での自動で動作する機能が搭載されている。

4代目(2009年~2016年)

2009年にデトロイトモーターショーで登場、同年日本で発売された4代目Eクラス。3代目までのセダン、ステーションワゴンに加え、CLKクラスからクーペ、カブリオレがラインナップに加わった。
ラインナップが多く、グレードも幅広いため、エンジンの選択肢も豊富。AMGモデルを除いても、2.2リッター直列4気筒スーパーチャージャー付きをボトムに、上は4.7リッターV型8気筒ツインチャージャー付きまで用意されている。基本的にはFR駆動だが、グレードによっては4WDの4MATICモデルもある。

3代目(2002年~2009年)

2002年に登場した3代目Eクラス。セダンとステーションワゴンのみのラインナップであった。2代目のコンセプトを踏襲しつつも、更に洗練されたデザインと走りが特徴。また空力にも優れていた。
2006年にマイナーチェンジを経ていることもあって、3代目もエンジンラインナップが豊富。2.4リッターV型6気筒エンジンをボトムに、上は5.5リッターという大きな排気量を備えたエンジンも用意されていた。また一部グレードでは、フルタイム四輪駆動である4MATICを搭載している。

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