BMW 5 Seriesのカタログ | LIBERALA

Catalog

Middle Sedan BMW 5 Series

BMW 5 Series 現在も販売されているBMWのモデルで最も古い5シリーズ。40年以上の歴史の中で6回のモデルチェンジを経て、現在は7代目。
3シリーズと並ぶ人気モデルである。

BMW 5 Series

【概要】

BMWのミドルセダン5シリーズ。BMWの中核を担い、長い歴史を持つその登場は1972年。「ノイエクラッセ」と呼ばれた1800/2000系の後継モデルにあたる。従来よりも一クラス上を狙うモデルとして開発され、居住性を重視し、排気量が大きなグレードも用意されるなどの試みがなされた。

またこの5シリーズをきっかけに、「520i」などシリーズ名と排気量を組み合わせたネーミング法が定着し、今日のBMWブランドに大きな影響を与えたモデルでもある。

モデルチェンジを経るごとにボディサイズが拡大しており、2017年のモデルチェンジでも更にロングに。そのサイズは現行の7代目5シリーズセダンで全長4945mm×全幅1870mm×全高1480mm。メルセデス・ベンツのEクラスやアウディのA6と共に、ヨーロッパでいうところのEセグメントに属している。

現在の7代目は、セダンとワゴンタイプのツーリングというラインナップ。一時はグランツーリスモも5シリーズの名前のもとに販売されていたが、7代目にモデルチェンジする際に6シリーズに名前が変わっている。

近年はスタンダードモデルに加えてラグジュアリーやMスポーツというデザインラインを用意するなど、様々なバリエーションを用意し細かいニーズに対応している。またガソリンモデルだけでなく、ディーゼルモデルやハイブリッド車も展開されている。新車価格は600万円代から。

BMW 5 Series

【試乗フィール】

DセグメントやEセグメントの車でボディサイズが拡大する傾向が続いているが、5シリーズもその例に漏れない。といっても6度目のモデルチェンジによる拡大は割と控えめで、全長で30mm、全幅と全高については1cmにも満たない程度である。

だからといって、今回のモデルチェンジが「大した変化がない」という訳ではない。むしろ7代目の5シリーズは、ミドルセダンの中でも屈指の出来栄えといっていいだろう。それなりの大きさがあるものの、豪奢な雰囲気を露骨に押し出すわけではない。それでいてエレガントさやクルマの「格」をそれとなく漂わせているのだ。もちろんBMWらしいスポーティーさ、シャープさも健在。水平基調のボンネットやグリル周りのデザインは「ロウ&ワイド」な印象を与えているし、デザインラインによる立体感もある。オンにもオフにも、フォーマルにもカジュアルにも似合うスタイルに仕上がっている。

インテリアも高級感のある仕上がり。上質なパーツを使っているだけでなく、大型のモニターを搭載するなど先進性も感じさせるデザインになっている。かといって、ごちゃごちゃとしている訳ではなく、すっきりとしたスポーティーさを備えている。

BMW 5 Series

しかし5シリーズの魅力は、何といってもその走りだろう。一足早くモデルチェンジをした7シリーズに続き、高級セダンの中では頭ひとつ抜けた、気持ちの良い走りを見せてくれる。BMWが掲げる「駆けぬける歓び」をしっかりと実現した一台といっていいだろう。街中を走る時には優雅で、どこか重厚さを感じさせる。それでいてカーブを曲がる時には軽やかに車体がついてくる。その操作性の高さには驚嘆すら覚えた。

その走りを支えるエンジンは、現在5種類を用意している。2リッターの直列4気筒ガソリンターボ、3リッター直列6気筒ガソリンターボ、2リッター直列4気筒ディーゼルターボ、3リッター直列6気筒ディーゼルターボ、そして2リッター直列4気筒+モーターのプラグインハイブリッド。特に進化を感じるのがディーゼルモデルで、従来よりもノイズや振動はかなり低減している。ガソリン車の静寂性は言うに及ばずだ。

最近のクルマを紹介する際には欠かせなくなってきた、部分自動運転の機能もなかなかのもの。「ドライブ・アシスタンス・プラス」は充実しており、車線や前を走るクルマを認識して自動で走らせることができるため、渋滞時の運転のわずらわしさなどグッと軽減してくれるだろう。他にも衝突回避機能やリモートコントロールパーキングなど、7シリーズ譲りの高い安全性能を備えている。

Model

BMW 5 Series

7代目(2017年~)

2016年にドイツにおいてセダンから発表された7代目。翌2017年1月に日本でも4ドアセダンが、追って6月には5ドアワゴンのツーリングが発売された。6代目では5シリーズとして販売されていたグランツーリスモは5シリーズとしては販売終了。後継車は6シリーズグランツーリズモとして発表されている。
ぐっと高級感が増したスタイリング、そして先進的な自動運転機能が特徴。またディーゼルエンジンも複数用意されており、様々な面で大きくパワーアップした一台に仕上がっている。

BMW 5 Series

6代目(2010年~2017年)

2010年に、新しくラインナップに加わったグランツーリスモから発表された6代目5シリーズ。その後セダン、ツーリングも発表された。5代目よりも大きくなったボディが特徴。またフェイスリフトを経て、最新の安全技術も取り入れられている。
エンジンの排気量やタイプ、デザインラインなどが異なる数多くのバリエーションが用意されている。2011年からはハイブリッド車が、2012年からはディーゼルモデルも販売されている。

BMW 5 Series

5代目(2003年~2010年)

2003年に発売された5代目5シリーズ。それまでのエクステリアデザインに大胆な変更を加え、エッジを多用しているのが特徴。またボディサイズも拡大しているが、車重を抑えるためにアルミ素材を使用するなどの工夫もされている。また電子制御の装備類が充実したのも4代目との大きな違い。
エンジンは2.5リッターと3リッターの直列6気筒のほか、4リッター/4.4リッター/4.8リッターという大排気量のV8エンジンも用意された。

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