BMW X1のカタログ | LIBERALA

Catalog

SUV BMW X1

BMW X1 BMWのSUVラインナップで最も小さなX1。BMWではSUVの新ジャンルとして、スポーツ・アクティビティ・ビークル(SAV)と呼んでいる。
X1に先立って発売されたX3、X5に大きな影響を受けている。

BMW X1

【概要】

BMWのSUVラインナップでも一番小さい、コンパクトSUVのX1。最初にコンセプトモデルがお披露目されたのは、2008年のパリ・サロンである。翌2009年のフランクフルトモーターショーで生産型が公開され、更に続く2010年に日本でも発売された。BMWのSUVとしては、4番目にデビューしたモデルである。2015年に初めてのモデルチェンジを経て、現在は2代目である。

BMWのSUVラインナップで一番コンパクトなそのサイズは、現行の2代目で全幅4455mm×全幅1820mm×全高1610mm。先代と比べて背が高くなったのが目立つ。またフォルムも、先行してモデルチェンジをしていたX5に近くなっている。セダンでいうところの3シリーズに近いサイズ感だが、全幅が1800mmを超え日本の立体駐車場だと停められないところもあるので注意が必要だ。

1.5リッター直列3気筒ターボFWDの「sDrive18i」、2リッター直列4気筒ターボ4WDの「xDrive20i/25i」、そして2016年に追加された2リッター直列4気筒ディーゼルターボ4WDの「xDrive18d」の4グレード展開。オプションパッケージとして「Advantage」「Sport Line」「xLine」「Mスポーツ」が用意されている。

価格帯は、新車で400万円程度から。日本仕様車は右ハンドルのみの展開である。

BMW X1

【試乗フィール】

初めてのモデルチェンジを終えたX1。その姿は、遠目から見ると「X5」と見間違えるようなスタイルに変わっている。より背が高くなり、ノーズは短く。その分だけキャビンが前寄りになり、全体的なボリューム感が増している。直立した大きなキドニー・グリルが引き立つ精悍な佇まいは、「よりSUVらしい」といっていいだろう。

こんな大胆なスタイル変更が可能になったのには理由がある。今まではX5やX3に倣い縦置きされていたエンジンレイアウトが、今回のモデルチェンジで横置きに変わっている。そのため、ボンネットを短くできたのだ。その影響はエクステリアだけに留まらない。何より、車内空間が大きく拡大しているのだ。後部座席の足元には余裕が生まれ、コンソール付近の収納スペースも容量が大きくなっている。また、着座位置が高くなったため、見晴らしも更に良くなっている。

しかしBMWの車である以上、注目すべきはその走りだろう。現在発売されているモデルのエンジンは1.5リッター直列3気筒ターボ、2リッター直列4気筒ターボ、そして2リッター直列4気筒ディーゼルターボの3種類。1シリーズやMINIにも搭載されている1.5リッターエンジンは、パワフルな走りを期待する人には少し物足りないところ。反面、街中を中心に手軽にスポーティーさを取り入れたいという人には丁度いいだろう。2リッター直列4気筒ターボならパワフルさも備えており、ボディの重たさを感じさせない走り。

BMW X1

そして2016年に追加されたディーゼルモデルも上々の仕上がりだ。ディーゼルというと特有のカラカラとした音が気になるところだが、一度ドアを閉めてしまえば、遠くに軽やかな音が聞こえる程度。低速でのトルク感が強く、軽くアクセルを踏むだけでも飛び出すような加速を得られる。

Xシリーズの特徴である、ロールやピッチを巧みに抑えた安定した走りは健在。市街地や高速はもちろん、ちょっとくらいの悪路でも難なく走破する性能を備えている。ある程度の水深までなら川を渡ることもできるというから、完全にオンロード重視のSUVを求めている人というよりは、多少動きは荒くても程々のオフロード性能も期待する人に向いているだろう。

Model

BMW X1

2代目(2015年~)

2015年に発表された2代目のX1。エンジンレイアウトが横置きに変わったことにより、よりSUVらしいスタイルに変化。車内空間も拡大し、ドライビングポジションも高くなっている。
当初は1.5リッター直列3気筒と2リッター直列4気筒の2種類のエンジンし展開だったが、2016年にディーゼルモデルがX1に初登場。複数のデザインラインが用意されており、それによってもエクステリアやインテリアのテイストが変わる。

BMW X1

初代(2009年~2015年)

2009年に発売された初代X1。発売当初は3.0リッター直列6気筒エンジンのみだったが、その後、マイナーチェンジなども経て、通算5グレード展開された。
4WDのほか、Xシリーズとしては初めてのFR車も販売されている。また同じエンジンでもデザインのテイストが異なる複数のデザインラインが用意されており、価格や求める走りだけでなく、好みのデザインにあわせたグレードを選ぶことができる。

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