【概要】
開発しているBMW Mの設立は1993年。BMWの研究開発などを担当している子会社である。前身はBMWモータースポーツであり、1972年に創立。翌1973年にはヨーロッパF2選手権とヨーロッパ・ツーリング選手権でタイトルを獲得、また1980年にはF1エンジンの開発を開始し83年にはチャンピョンを獲得するなど、数々のレースマシンを手掛けている。
高性能スポーツモデルであるMモデルの初のお披露目は1978年のパリサロン。BMWにおいて過去に類を見ないミッドシップマシンM1が公開され、翌1979年に発売された。世界メーカー選手権でタイトルを狙うために開発された伝説的なマシンである。その後、Mモデルの中心ともいえるM3やM5が発売され、またSUVであるXシリーズのMモデルも発売されるなど、ラインナップは拡充されている。
BMWの高性能モデルというとアルピナも存在するが、あちらがBMWの公認を得ているとはいえ独立した別の会社であるのに対し、BMW MはBMWの子会社である。BMW MはMモデルや限定モデルの企画開発を担当しており、生産や販売は親会社であるBMWが行っている。