【概要】
その試作車が最初にお披露目されたのは1994年。2年後の1996年に生産が開始された。カルマン社との共同開発によって作られた電動開閉式ハードトップ「バリオルーフ」を初搭載したことで、外したハードトップの置き場所やソフトトップの手入れという課題を解消した画期的なモデルだった。
その後、2004年と2011年にモデルチェンジを実施し、カジュアルで乗りやすいロードスターとして安定した人気を維持していた。2015年にSLKクラスからSLCクラスへと名前が変更されるのに伴い、SLKクラスとしては3代目をもって生産終了となる。
もともとCクラスをベースに開発されていたSLKクラスのサイズは、現行の3代目SLK200で全長4145mm×全幅1845mm×全高1305mmと、長さだけで見るとAクラスよりも短い。比較的コンパクトなボディに小排気量ユニットを搭載しており、メルセデス・ベンツのスポーツモデル入門編という顔も持ち合わせている。
新車価格も3代目は500万円程度からと比較的手が届きやすい設定となっている。また走行性能を強化したAMGモデルも用意されている。