【概要】
CLAクラスという名前からも推し量れるように、これはセダンではなく、CLSクラスと同じクーペだという位置づけ。メルセデス・ベンツは「4ドアクーペ」及び「シューティングブレーク」と呼び、従来のセダンやステーションワゴンとは別物だと位置づけている。
典型的なセダンという形にしなかった背景には、高齢化が進む顧客層の若返りを実現したいという意図が存在するという。「これまでメルセデス・ベンツを運転したことがないユーザーがターゲット」と発表したように、従来のCクラスに代わる、4ドアメルセデスの入門編として新たなユーザーの獲得をミッションとして負っている。
その名前にAというアルファベットが含まれていることからも分かるように、Aクラスと同じプラットフォームを使用している。そのサイズは全長4640mm×全幅1780mm×全高1430mm。これは現行のCクラスより僅かに小さい程度であり、全幅が1800mm以下に抑えられているために、立体駐車場でも難なく停めることができる。日本の交通事情を考えると、非常に使いやすいサイズだといえよう。
新車価格は約350万円程度からと、兄弟車であるAクラスやBクラスよりもやや高いものの、比較的手が届きやすい価格設定である。その他に、約750万円程度から販売されているAMGモデルも存在する。