Mercedes Benz CLAのカタログ | LIBERALA

Catalog

Compact Coupé Mercedes Benz CLA

Mercedes Benz CLA 2012年に北京でコンセプトモデルが、翌2013年に北米国際オートショーで量販モデルが発表されたCLAクラス。これはメルセデス・ベンツが190や
その後継であるCクラスがDセグメントまで広げた裾野を、更にCセグメントまで広げようという試みによって生まれた一台である。

【概要】

CLAクラスという名前からも推し量れるように、これはセダンではなく、CLSクラスと同じクーペだという位置づけ。メルセデス・ベンツは「4ドアクーペ」及び「シューティングブレーク」と呼び、従来のセダンやステーションワゴンとは別物だと位置づけている。

典型的なセダンという形にしなかった背景には、高齢化が進む顧客層の若返りを実現したいという意図が存在するという。「これまでメルセデス・ベンツを運転したことがないユーザーがターゲット」と発表したように、従来のCクラスに代わる、4ドアメルセデスの入門編として新たなユーザーの獲得をミッションとして負っている。

その名前にAというアルファベットが含まれていることからも分かるように、Aクラスと同じプラットフォームを使用している。そのサイズは全長4640mm×全幅1780mm×全高1430mm。これは現行のCクラスより僅かに小さい程度であり、全幅が1800mm以下に抑えられているために、立体駐車場でも難なく停めることができる。日本の交通事情を考えると、非常に使いやすいサイズだといえよう。

新車価格は約350万円程度からと、兄弟車であるAクラスやBクラスよりもやや高いものの、比較的手が届きやすい価格設定である。その他に、約750万円程度から販売されているAMGモデルも存在する。

【試乗フィール】

同じプラットフォームを使っているから当たり前といえばそれまでだが、CLAにはAクラスの面影が随所に垣間見える。AピラーからCピラーまでのなだらかなルーフライン、フロントマスク、そしてボディサイドのキャラクターライン。

しかしAクラスや一般的なセダンに比べスタイリッシュでスポーティーな雰囲気を醸し出しているのは、低く抑えたルーフ高と、CLS譲りのサッシュレス・ハードトップ構造のおかげだろう。またボンネットのパワーバルジが強調されているために、アグレッシブな印象もある。しかもこのデザインは、高い空力性能にも寄与しているといい、Cd=0.23という、世界的に高い数値を記録している。

オプションとなるパノラミックスライディングルーフを取り付ければ、スポーティーな雰囲気に加え、豊かな光をキャビンに取り入れ開放的な雰囲気が味わえる。このルーフは電動ブラインドの上、断熱強化ガラスを採用しているため、室内温度も上がりにくい。

インテリアは、基本的にAクラスと同じで、異なるのはインパネの化粧パネルやシート表皮程度。Sクラスのような豪華さはないものの、クールで質感のあるデザインに仕上がっている。丸形送風口を備えたダッシュボードはそれだけで走行性能が上がった気分にしてくれるし、センターコンソールなどの操作系は、スマートで使いやすい。

エンジンは1.6リッターと2リッターの直列4気筒ターボチャージャー付き。最高出力は1.6リッターなら122ps、2リッターならは211psとパワフルであるが、乗ってみると驚くほどスムーズでソフト。個性が強い走りではないが、しなやかで滑らかな走りは快適そのもの。好みは分かれるだろうが、メルセデス・ベンツらしい乗り味といっていいだろう。

近年のメルセデス・ベンツの魅力の一つが高い安全性能だが、このCLAクラスも例外ではない。ボディには高張力鋼板や超高張力鋼版を多用することで剛性と衝撃吸収性を両立しており、これによって乗員保護性能が高まっているという。その他にも以下のような機能や装備によって、高い安全性を誇っている。

●CPAプラス(緊急ブレーキ機能)
●アテンションアシスト
●パーキングアシストリアビューカメラ
●アクティブパーキングアシスト
●インテリジェントライトシステム
●アダプティブハイビームアシスト

Model

初代(2013年~)CLAクラス 現行モデル

日本では2013年に、六本木にあるメルセデス・ベンツコネクションでお披露目された初代CLAクラス。発売当初はクーペタイプのCLA180、CLA250、CLA250 4MATICのみの発売であったが、2015年にステーションワゴンタイプのシューティングブレークが各グレードに追加された。またその他に、AMGモデルも販売されている。
駆動方式は基本的にはFFだが、CLA250には四輪駆動のグレードもあり、走りの好みに合わせて選ぶことができる。

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