【概要】
BMWが販売する小型クーペ/カブリオレのZ4。そのデビューは2002年のパリサロン。デビュー当初は2シーターのロードスターのみの設定であったが、2006年にはクーペが追加。2009年のモデルチェンジ後は、開閉式ハードトップを備えるクーペカブリオレに一本化された。
90年代初頭に起こった「ロードスター・ショック」に対応してBMWが生み出したZ3と入れ替わりで発表されたZ4。そのため、タイミングとしてはZ3の後継モデルとして捉えられている。ただし正確には、Z4はZ3の上位モデルとして企画され、Z3とほぼ同時期に開発されていた。2002年にデビューして以来、一度モデルチェンジを施され、2016年に生産終了した。
当初はZ3よりも上位モデルとして企画されていたために、デビュー当時からボディサイズも大きめに作られていた。最後のモデルとなった2代目で全長4255mm×全幅1790mm×全高1285mm。6シリーズや4シリーズのクーペと比較すると、一回り小さいサイズ感である。
新車価格は500万円程度から販売されており、スタンダードなモデルのほかに、MスポーツやHi-Lineなど、デザインや性能にアレンジを加えたグレードも存在していた。現在は中古車でのみ手に入る。