BMW 4 Seriesのカタログ | LIBERALA

Catalog

Middle Coupé BMW 4 Series

BMW 4 Series BMWが2013年より販売している4シリーズ。現在、2ドアのクーペ、同じく2ドアで開閉式ハードトップ採用のカブリオレに加えて、
4ドアで5人乗りのグランクーペが4シリーズとしてラインナップされている。

BMW 4 Series

【概要】

その前身は3シリーズのクーペ/カブリオレ。3シリーズが5代目から6代目にモデルチェンジするのに際し、クーペとカブリオレが4シリーズとして独立した。近年、BMWではニッチモデルに偶数車名を割り振る新しい命名法を採用しており、4シリーズが独立するのとほぼ同時期に、2シリーズも1シリーズから独立している。

4シリーズのコンセプトが最初に発表されたのは2013年にデトロイトオートショー。コンセプトカー「コンセプト4シリーズクーペ」がお披露目された。その年の内に市販型のクーペ、カブリオレが、更に翌2014年にはグランクーペが次々と公開された。

プラットフォームは現行の6代目3シリーズと共通で、ホイールベースのサイズは2810mm。最も背が高いグランクーペで全長4640mm×全幅1825mm×全高1395mm。全長と全幅はクーペ、カブリオレも同一であり、全高はクーペが1385mm、カブリオレが1375mmである。6代目3シリーズと比較すると、全長と全幅は拡大しているが、全高は低くなっている。

クーペとグランクーペは新車で500万円台前半から、カブリオレは850万円程度からの販売されており、400万円前半から展開されている3シリーズよりもやや高い価格設定になっている。

BMW 4 Series

【試乗フィール】

4シリーズは、3シリーズから数字が増えたことに象徴されるように、車格を上げたといわれている。実際の車を自分の目で見て、自分で運転してみると、その評価が的を射たものだと納得できるだろう。まず、エクステリアの印象がより優雅になっている。なだらかなルーフライン、ドア周りのシャープな作りなど、3シリーズだった頃にはないスポーティーで流麗な雰囲気を演出している。

また、クーペやカブリオレでは犠牲になりがちな車内の居住性も、しっかりと確保している。3シリーズのセダンと比べても、それほど足元や頭上に圧迫感はない。スポーティーさを追求しすぎて、快適さを損なっているということもない。機能性とデザイン性を両立した、落ち着きのある仕上がりである。

搭載しているエンジンは2リッター直列4気筒ターボ付きか3リッター直列6気筒ターボ付き。ドライブトレーンが共通なので、感覚も3シリーズと共通する部分は多い。直列4気筒なら跳ねるような活き活きとした加速と軽快なハンドリングが楽しめるし、直列6気筒なら押されるようなパワフルな加速感を備えた迫力ある走りが楽しめる。

BMW 4 Series

他方で、車高が低くなり重心が下がったために、乗り味は変わっている。実は4シリーズは、BMWのラインナップの中でも屈指の低重心である。そのため、ワインディングでも路面をしっかりと捉えており、地面に張り付いているかのような感覚が味わえる。ハンドリングもより正確で、シャープな運転が可能になっている。それでいて、乗り心地も悪くない。

トラックでも充分に走りこなせる性能を持っており、スピードを上げて攻めのドライブを楽しむのに充分。しかし、カーゴスペースの広さや車内の居住性、更にはカブリオレの遮音性が向上しているため、日常生活で、ちょっと走行性能を余らせるような余裕のある走りを楽しむのも悪くない。そう思わせてくれる一台である。

Model

初代(2013年~) 現行モデル

2013年にクーペとカブリオレが発表、発売された初代4シリーズ。翌2014年には、4ドア5人乗りのグランクーペもラインナップに追加された。前身である3シリーズ時代と比べて、全長と全幅は拡大、車高は低下しているのが大きな特徴。
エンジンラインナップは、大きく分けて2リッター直列4気筒ターボ付きと3リッター直列6気筒ターボ付きの2種類。一部グレードで四輪駆動が用意されているほか、エクステリアなどが異なる複数のデザインラインも用意されている。

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