Audi A6のカタログ | LIBERALA

Catalog

Compact Hachback Audi A6

Audi A6 1994年に発表されたA6。アッパーミドルクラスのアウディ100がマイナーチェンジしたのを機に、A6と改名された、アウディの中でも長い歴史を誇る一台だ。

Audi A6

【概要】

前身となったアウディ100は、1968年発売。アウディを小型車市場から脱却させ、アッパーミドルクラスへの市場拡大に貢献した、歴史的な一台だ。A6と改名した際、スタイリングは多少変更されたものの、セダンとワゴンの2本立てというボディタイプや、エンジンラインナップは100を踏襲していた。

現在販売されているのはA6として4代目であり、サイズは全長4945mm×1875mm×1465mm。ヨーロッパの分類でEセグメント、アメリカでミドルサイズラグジュアリーカーと呼ばれるサイズに当たる。

最近は軽量化されたボディ、クワトロシステムによる走行性能、エンジンやスタート・ストップシステムがもたらす環境性能など、数々の新テクノロジーを惜しみなく投入している。そこに、最高級のレザーやプレミアムオーディオを搭載するなど、車内での快適さにも力を入れている。

新車価格は約650万円程度からで、走行性能を強化したSシリーズやRSシリーズも展開している。S6は約1300万円程度から、RS6は約1700万円程度から。

Audi A6

【試乗フィール】

現代のプレミアムアッパーミドルクラスに必要なものを妥協なく追い求めた一台。A6はそう表現できる自動車に仕上がっている。

エクステリアは、優雅さの中にも俊敏さを感じさせる作り。「アウディらしい」というと新鮮味はないかもしれないが、変わらない、高いデザイン性を感じさせる。ボンネットの先端がなだらかに下がったデザインや、ワイドデザインのテールライトが、洗練された印象をもたらしている。

インテリアも、高級ホテルのような上質さを感じさせる。開閉するたびに重厚さを感じさせるドアに始まり、上質なレザー、オプションで選べるウォールナットなどのウッドパーツが、上品な高級感を演出している。高級レザーを用いたシートは、座り心地も快適そのもの。ダッシュボードがドライバーを包み込むように配置されているにも関わらず、座ってみると開放感があり、巧みなインテリア設計が効いている。リアシートも、頭上、足元ともにスペースに余裕があり、長時間のドライブも快適にこなせるだろう。

Audi A6

洗練され、高級感のあるエクステリアやインテリアからは意外なほどに、走りはスポーティー。アルミとスチールを組み合わせたハイブリット構造のボディは、ボディの軽量化によるハンドリングの軽快さにつながったのみならず、不快な振動も軽減してくれていたようだ。そのため、乗り心地はやや硬いものの、段差もスムーズに超え、快適そのもの。

搭載するエンジンは、1.8リッターか2.0リッターの直列4気筒ターボチャージャーの他、3.0リッターのV6スーパーチャージャーなども用意されている。いずれも始動時の滑らかさ、そして高速域での上質さは流石である。エネルギー回生システムを備えているため、燃費性能も高い。

軽量化されたボディやエンジンの他にも、以下のような最新の技術が多く搭載されている。アウディが誇るテクノロジーの結晶ともいうべきだろう。

●アウディコネクト
●アウディ・マトリックスLEDヘッドライト
●アウディサイドアシスト
●アンビエントライティング

現行モデルは2012年から発売されている6代目。過去のモデルと比べても、内装や外装、各種セッティングなど選択肢が増えており、より好みに近いものを選ぶことができるようになっている。

Model

Audi A6

4代目(2011年~) 現行モデル

2011年のデトロイトショーで発表された、4ドアセダンの4代目A6。日本では、同年8月に発売された。アルミニウムとスチールを組み合わせることで大幅な軽量化に成功しているなど、数々の新テクノロジーを投入しているのが特徴。
2012年からは5ドアステーションワゴンタイプのA6アバントも発売されており、通常時でも565リットル、リアシートを倒すと1680リットルという広大なカーゴスペースを備えている。
エンジンは1.8リッターから3.0リッターまで3種類用意されており、駆動方式もFFとフルタイム4WDのクワトロが用意されている

Audi A6

3代目(2004年~2011年)

2004年から展開されている、3代目A6。ベーシックな4ドアセダンA6の他、5ドアステーションワゴンのアバントも展開されている。2代目より設定されていたオールロードクワトロは、3代目からA6オールロードクワトロと名称を変更されている。
アウディの新たなアイキャッチであるシングルフリルを初めて導入したのがこの3代目A6だ。2代目よりもボディサイズが拡大しており、2005年のカー・オブ・ザ・イヤーを受賞。
3代目A6は、排気量のサイズだけで5種類。V6やV8エンジンが途中で直噴化されるなど、ラインナップの変動が多い

Audi A6

S6

1994年、アウディ100がA6になったのに合わせて、S4からS6へと名前を変更。その後、3度のモデルチェンジを経て、現在は4代目S6が販売中。A6と同様、4ドアセダンタイプのS6と5ドアステーションワゴンタイプのS6アバントの2タイプを展開している。
エンジンが大きくなっていることに加え、専用チューンを施したサスペンションなど、Sモデルらしい高い運動性能を支える数々の装備を持っている

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